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『対価』としての病気を作り出す私たち

(2022年3月 ブログ投稿)


どこかを痛くしたり病気になることで、
ようやく自分の欲しいシチュエーションを手にする、
というパターンはあちこちに転がっています。

でも、それは「当たり前」ではありません。

自分の欲しい現実を手にするのに、痛みや病気は必要ありません。
 
私たちは何か勘違いをしてしまっているのです。


『何か欲しいものを手に入れるには、
条件や対価(代わりに差し出すもの)が必要である』


私たちはどこかでそう思ってしまっています。
いつの間にかそんな風に刷り込まれてしまっています。

でも、そんなものは本当は必要ありません。


ただ、

『こうしたい』

『こうがいい』


と言えばよいだけ。

自分に表明すればよいだけ、
それを自分に許すだけ、で良いのです。


ところがこのような刷り込みがあればもちろん、
顕在意識としては『こうしたい』といくら言ったとしても、

それは起こりません。

私たちの世界は「刷り込みの通りになる」からです。


自分の中で等価交換が成立しない限り、現実は起きない。

自分の中で等価交換が成立している構図でのみ、現実は起きる。



どういうことでしょうか?


これだけ痛くなったんだから、休んでもいいだろう

これだけ具合が悪いんだから、『できない』と言っても許してもらえるだろう


というように、

休むことややらないことに対して、
自分が対価として認めるだけの
体調不良や痛みを差し出さなければならない
 
と思っているのです。

そしてその刷り込まれた意識によって、痛みや体調不良を引き起こすのです。

気づかぬうちに
そんな風にやってしまっているのです。

…厄介ですね(笑)



(パンダでいるには垂れていないといけないと思っています)
(まちがい↑)
 


いくつか例を挙げてみましょう。


◆年末になると、必ず体調が悪くなる、という方がいました。
親戚が大勢やってきて、
お世話をしないといけないのがかなりのストレスだったのです。

でも、それなら、
実際に体調を悪くしなくても、体調が悪いことにして休んだらいいのです。

「嘘なんかつけない」と思うでしょうか?
でも、誰がそれをいけないことだと言ったのでしょうか。

そもそも、それが「嘘」かどうか、という部分もあります。
体調が良くないのは事実なら、噓ではありませんよね。

もしそれを「嘘」と呼ぶとしても、
自分の状態を保つのに必要な嘘もあります。
物事をうまく進めるために必要な嘘もあります。

罪でもないし、必要なことです。
体調を崩して寝込むより良いのです。

具合が悪くなるほど嫌なのに、良い人、良いお嫁さんを演じる必要はないのです。

自分を許してあげれば良いだけです。

私たちは、自分を苦しめるよりも、
自分がより心地よく元気でいられるように
自分の行動を選択するべきなのです。

そこに気づいたので、その方は年末になっても具合は悪くなりませんでした。

お手伝いも割り切って、無理のない範囲でやれたそうです。



◆膝や腰が痛いと訴えていた方
そこの痛みが良くなっても、またどこかが痛くなることを繰り返している方がいました。


なぜそうなっているのか?
「痛い」と訴えると、旦那さんが家事を手伝ってくれるのです。

でも、痛くなくても手伝ってもらえばいいのです。
「痛くてできないなら夫がやってくれる」
という構図自体が間違っています。

自分も旦那さんも、そういう意識を持てばよいだけなのです。


◆生理のたびに寝込んでいた方がいました。
生理痛だと『生理休暇』がもらえて、仕事を休めるんです、

と言われていました。

当然、毎回生理痛で寝込んでいます。

でも、
そこまで痛くなくても生理休暇は貰えばよいのです

寝込むほど痛くなければ、休暇をゆっくり楽しめます。
それで良いはずなのですが、
寝込むほど痛くならないと、会社を休めない、休んではいけない、
と思っているのです。

そこに気づかないと、
その生理痛は「休む対価」としてあり続けることになります。



(飼い猫でいるには抱っこは我慢しないといけないのニャ。。。)
(これも違うね(笑))
 
 
 

私たちは、

『がんばらなければならない』
『やらなければならない』
『休んだりサボったりしてはいけない』


と、自分に重圧をかけています。

休むには具合が悪くないと許されない、
という意識が刷り込まれています。

それは子供のころから刷り込まれた、
自分にかけた(かけられた)「呪い」のようなものです。

でも、それは不要な思い込みです。
そろそろ気づいて自由になりましょう。

何かを得たいときに、
その代わりにまず苦しんだり痛くなったりする必要はないのです。

ただ休みたかったら休んで良いし、ゆっくりのんびり好きなことをして良いのです。

自分の意識の奥の方で何が起きていたのかを見極めて、
刷り込まれたパターンを変えてよいのです。




もう一つ。
私たちは
「休む」ということがどういうことなのか
ということも勘違いしています。

具合が悪くて寝込んでいるのは、休んでいるのではありません。
寝込んでいると言います(笑)

体の内側では不調を治そうとしてかなりの重労働をしているので、
休んではいないのです。

たとえ肉体が横になっていて動かなくても、生体としては相当の労力を使っているのです。

だからこそ、本当に休めるのは、体調が落ち着いてからです。

休むというのは、
休まなくても普通に動ける状態の中で、休むことです。

ところが私たちは、
体調が落ち着いてからさらに休む、ということをしません。


回復する時間を体に与えてあげません。

そんな風に無理強いしていたら、
体が悲鳴をあげるのは当然だと思いませんか?

自分の体をもっと労りましょう。

追い詰めているのは、自分自身なのです。




(寝たいときに寝てるんだニャ、ワシ。)
 
 
 
今回書いたような、刷り込まれた「対価」に対する思い込みは、
無意識に自分をより追い詰めていく場合があります。

私が年末年始などの長期のお休みを告知する際、
クライアントさんには
『体調不良のご相談は、いつも通りでOKですよ』
というメッセージを出します。

それはなぜかというと、

『お休みなんだ、連絡しちゃいけないんだ』と思うだけで、
いつも以上に具合が悪くなったり、
ケガをしたりする方がいるからなのです。

これは無意識ではありますが、自分でやっています。

先ほど書いたように、
『これくらい具合が悪ければ、休業中でも連絡しても仕方がないよね』
というような意識の働きなのです。

でも、そんなことをする必要はないのです(笑)

だからこそ、
『いつも通りでかまいませんよ
(特別な状況だと考える必要はありません)』

とお伝えするのですが、
 
それでも
『休みの時に連絡なんて、本当はしてはいけないのだ』
という意識から離れられなければ、
このような事態を引き起こしてしまいます。

自分の行動を正当化するのに、体調不良や病気は必要ありません。

もちろん、使いたかったら使ってもかまいませんが(笑)

でも、わざわざ自分を苦しめる必要はないのです。

そんな風に自分を追い詰める必要はないのだ、ということに気づく必要があります。


自分の行動や自分の身に起こることに対する
『考え方』を身に着けていきましょう。

なにを実現しようとしてその状態を作っているのか。

なにを正当化しようとしているのか。


なぜなら私たちは、自分で自分の現実を作っているのですから。

「うまくやってるなあ、私(^^;)」
という風に気づけたら、しめたものです。

きっとそこから新しいシチュエーションが始まります。

苦しまない、辛くない現実、
気楽に穏やかに軽やかに過ごせる現実を作っていきましょう。

世界平和も、自分の内側から、です。



(イージーにいこう。)
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