ブループリント(1)
※この記事は過去ブログでアップしたものを一部訂正したものです。(初稿2011年5月)
『人生が思うように行かない、どうすれば思い通りに行くのかわからない』
これはクライアントさんが最初に訴えることが多いことの1つです。
こうなりたい、こうしたい、
こうだったらよかったのに、
でもそうなっていない。できない。
思い描く世界と現実の自分の世界に大きな隔たりがあり、
それが納得いかないし、受け入れきれない、という状態です。
「こんなにがんばっているのに」
そんな気持ちを経験したことは、誰にでもあると思います。
さて。
こういうことが人生で起きた時、あなたはどうしますか?
現実を無理矢理動かそうとしても、そうも出来ない時がありますよね。
(私にももちろんそういう経験があります)
なんだかもうわけがわからなくなってしまって、それで相談に来られる方も多いわけです。
なぜ、「うまくいかない」のでしょうか…?
人生には魂があらかじめ描いてきた「ブループリント」があります。
これは写真のネガのようなもので、
自分が今回の人生で学ぶべきことがきちんと学べるよう、
果たすべき使命がきちんと果たせるように組み込まれた「予定表」のようなものです。
でも、だからといって、「全て決まっている」わけではありません。
「そうしなければならない」わけでもありません。
この世界に降りてきた私たちには「自由意志」というものが与えられているからです。
「実際にどうするか」を決めるのは、この世界にいる私たちなのです。
どの道を辿るか、
どのタイミングで何をするかは、
私たちの自由意志によって決められます。
簡単にいえば「好きにしていい」のです。
例えばそれで失敗しても、それが悪いことではないからです。
(失敗することで何かを学ぶために、わざと失敗させられることもあります…)
でも一方で、「果たすべきこと」「学ぶべきこと」というのは、あらかじめ自分で決めてきた事があります。
それが果たせるよう、自由意志を尊重した上で、日々色々な調整が行なわれています。
この「色々な調整」は、この世界にいる私たちにはわからないところで行なわれています。
グループソウルやガイドさんたちが、色々と考えて、
私たちの自由意志を最大限尊重した中で、いかに魂のミッションを遂げられるか、
ということを調整してくれているのです。
これは、私たちが眠っている間、つまり、魂が上の世界に還っている間に行なわれています。
なんだか最近すごく眠い、という経験は、誰にでもあると思います。
体調が悪いわけでもないのにやたらに眠たくて、
でも寝て起きると、なんだか寝ている間に何かをしていたかのように疲れていたり。
そういう時は、この調整が行なわれているのです。
「すごく眠い時期があった」と思う時は、
人生の転機が訪れているような時や、それが起こる前だったりします。
会社と同じですね(笑)
大きなイベントが起こる前は、色々と準備があるので、ミーティングも必要なわけです。。。
さて。
私たちが決めた自由意志が、魂が本来進むべき方向(つまりブループリント)に沿った方向であれば、
物事は良くも悪くも、スムーズに運びます。
プロセスも早いです。
あらかじめ設計図があるようなものだからです。
ところが、
それとは違う方向に行こうと頑張ってしまっている時は、
設計図がないので、現実が動いていくのに時間がかかります。
そして、行こうとしている方向が本来進む方向とかけ離れている場合は、
「なかなかうまくいかない」ということが起こります。
なぜ、うまくいかなくなるのでしょう?
それは、「うまくいかない」というメッセージなのです。
本当の自分や、ガイドたちからの、大切なメッセージです。
なぜなら、ガイドさんたちは、
はっきりと「そっちじゃありませんよ」と言うことはできないからです。
試合中にコーチと相談できたら、それは簡単ですが、そうはいかないのと同じです。
こちらの世界にいる間は、ガイドさんと直接お話なんて、そうそうできるものではありません。
眠っている間に相談した事も、大抵の場合は覚えていられません。
だからこそ、色々なところに「メッセージ」を出してくれているのです。
「うまくいかない」時。
それは、
「その方向が間違っている」か、
「考え方が間違っている」か、
「やり方が間違っている」
ということを意味します。
どんなに「がんばっている」としても、
方向性が違ったり、
「欲しい現実」に対して本当にやらねばならないことが出来ていなければ、
残念ながらそのがんばりは「空振り」に終わってしまうかもしれません。
そういうことが起きた時は、簡単に言えば「何かが違うよ」ということなのです。
そう、それは、こういうシチュエーションにおいて実際に自分でも感じることですよね。。。
でも、現実の自分が感じている「何かが違う」と、
ガイドさんたちが教えてくれている、魂が叫んでいる「何かが違う」は、
別のものだったりします。
そこがなかなか、難しいところな訳ですね。
ガイドさんたちは、現実世界で何が起こるかということよりも、
「何が学べるか」ということにフォーカスしていますので、
自分では「失敗」と思うことでも、魂レベルでは「OK」な場合もあります。
魂が求めている方向から外れてしまった場合に「何かが違う」ということになるのです。
顕在意識というのは、案外愚かなもので、
本当の自分の事はよくわかっていなかったり、
本当の自分が求めているものもよくわかっていなかったりします。
でも、自由意志を任されているものは、この顕在意識の方なのです。
だからこそ、人生は色々な事があって「楽しい」「エキサイティング」なのだと思います。
それがなかったら、みんな最初の予定通りにおりこうさんに進むだけで、おもしろ味がないからです。
寄り道したからこそ、わかることもあるかもしれません。
でも、うろうろ、おろおろするのは程々にしたいですよね。
そして、「同じことを何回も」繰り返したくはない、というのは、誰でも頭ではわかることだと思います。
ではなぜ「同じことが何回も」起こるのかと言えば、それは「気づくべきことに気づけず」、
「学ぶべきことを学べていない」からなのです。
つまり、
スムーズに気づくべきことに気づければ、必要以上に右往左往せずに進むことが出来ます。
「なんだかおかしいな、うまくいかないな」と思ったときは、チャンスなのです。
もう一度自分の方向性を考え直してみることが出来るポイントに来ました、ということだからです。
そして、自分の内面と外面を統合させ、
「自分が進みたい方向」をもう一度フォーカスし直すことによって、
現実のプロセスをもう一歩先に進ませることが出来ます。
魂が本来求める方向にフォーカスするも良し、
自分が自由意志で考えた方向に進めるようにするのも良し、
どちらにしても、
自分を統合させ、「行きたい方向」にエネルギーを調整することで、
「うまくいかなかった」ことが、動き出します。
設計図がなかったのだとしたら、設計図を作りやすくできるのです。
極端な話、
「ブループリントなんてなんのその、私はこっちに行きたいの!」
っていうのでもいいんです(笑)
そうやっているうちに、本当に自分が求めていることにいつかたどり着けるはずだからです。
それがブループリントに刻まれているものかどうか…は、
その時になってのお楽しみ、ですね。。。
いつかは「魂に沿った」方向性が、自分の行きたい方向性とフィットするようになると思います。
それを「わかりやすく」見せてもらわなくても、
顕在意識で求めることが、潜在意識で求めていることとマッチするようになるのです。
では、「どうにかしたい」と思った時。
セッションを受けていただくことができればもちろん早道ですが、
みなさんが自分自身で出来ることもあります。
それは、細かい色々な現実の部分を考えるのではなく、
最終的に「自分が」どうなりたいのか、を明確に思い描くことです。
おでこをやさしく手のひらで触りながら、エネルギーの五感をフルに使って、思い描いてみて下さい。
「なりたい自分」を、五感で味わうのです。
毎晩やってみたら、そのうち何かが変わり始めると思います。