人生は螺旋階段のように進む(その1)
(2019年9月 ブログ投稿)
人間関係のトラブルが起きた時、
「あれ?
なんだか前と同じような出来事を繰り返しているような、、、?」
と感じることがあります。
人やシチュエーションは違っていても、
「こんなようなこと、前にもあった」
と思うような出来事です。
こういうことが続くと、
自分の行動や言動に自信がなくなってきてしまったり、
自分に何か問題があるからなんだろうか、
と不安になったりしますよね。
でも、
そういうこととも限らないのです。
人生は、螺旋階段のように進みます。
一周回って、同じようなシチュエーションが起きることがあるのです。
それでも、「似たような」ことではあっても全く同じではなく、
それに対峙している自分も前とは違います。
早く気づけるようになったり、
以前よりもうまく対処できるようになったり、
自分を大事にできるようになったり、
自己主張できるようになったり。
何かが以前とは違うはずです。
あなたが成長しているならば。
同じようなシチュエーションが起きやすいのは、
そこに、自分の問題を出しやすい「パターン」があるからです。
それでも、何かしら以前よりもうまく対応できたと思うのであれば、
それは螺旋階段をぐるっと回って、一段階上に行った証拠なのです。
一方で、
自分自身が招きがちなパターンを発見するチャンスでもあります。
何故こういう人を相手にしてしまったのか、
何故こういうトラブルを招いてしまったのか
それをよく見ていくと、
自分の自信のなさや自己評価の低さがどういうところで出やすいか、
がわかってきます。
そこに気づくことは、
今よりももっと自己肯定感を回復し、成長するための大切なヒントなのです。
(フムフム、なるほど・・・?)
人間関係は、魂のご縁です。
そのご縁は短いこともあれば長いこともあります。
(過去記事を参照)←クリック
人生の流れの中で、お互いに必要な時には繋がるし、
魂同士が必要な体験や経験が済めば、繋がりは終わりになります。
終わりになる時、
お互いにそのタイミングがわかって、
スムーズに離れられれば良いのですが…、
意識の上ではなかなかわからない、スムーズにできないのが私達です。
すると、濃い関係性であった場合ほど、「何か」が起こることになります。
「事件」が起きてくれないと、離れるに離れられなかったりするからです。
その出来事の最中は、ちょっとしんどいですが、
関係性を手放すタイミングだったということでもあるのです。
そういう意味では、「それでよい」のです。
あまり執着せずに、
感情も含めて手放していきましょう。
そして、
人間関係の変化が目まぐるしい時は、
自分の成長が著しい時である、
ということも覚えておきましょう。
古い関係性を整理する必要もあるし、
変化の過程で一時的に必要な人間関係もあります。
いずれにしても、
変化の山を超えたら、それは落ち着いてくるはずです。
落ち着いた頃にはきっと、
山を登る前とは全然違った人たちが、
自分の周りを取り囲んでいて、
より心地よく過ごしていられるようになっていることでしょう。
そして色んなことが、
今までとは違った意識で見つめられるようになるでしょう。
それはやはり、
螺旋階段を一回り上がった場所で世界を見ているということであり、
新たな段階を登り始めた証拠なのです。
人生は、
そんなことの繰り返し、
です。
「あれ?前と同じような…?」
と思ったら、
螺旋階段を登って一周回ってきたのだな、と思ってください。
(本当は見るたびに違う景色。)