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刷り込まれた想念からの解放

(2022年 9月 ブログ投稿)


自分の行動や感情が
『なぜこういう反応をしてしまうのか?』
と不思議に思うことはありませんか?
 
例えば怒り。
例えば不安。
 
そんな風にならなくてもいいはずなのに
特定の事象に対して過剰な反応をしたり、
コントロールできないほどのものを感じて
本来の意図とは違う行動をしてしまったり。
 
誰にでも経験はあると思います。
 
 
激しい感情を伴わずとも、
無意識に自分の行動を制限している場合もあります。
 
『これは私にはできないものだ』
と思い込んでいたり、
 
最初からうまくできるはずのないものでも、
ちょっとやってみてうまくいかないと
『自分はだめだ』
と落ち込んでしまったり、
やること自体を諦めてしまったり。
 
 
こういった『考え方の癖』は、
心の奥底にガッチリと錨を下ろしています。
 
どうしてそうなのかを、考えてもわかりません。
 
でも、確実に私たちの行動、言動に影響を与えています。
 
まさかそんな想いが根底にあって、
それによってこうなっていたなんて、
(オドロキ…!)
 
という出来事を引き起こしていきます。
 
多くの場合、ここには
幼少期に体験した出来事による
強烈な刷り込みが関係しているのです。
 
 
同じ出来事であっても、
同じ刷り込みが起こるとは限りません。
 
とある人にとっては重大な影響を及ぼす出来事であっても、
別の人にとっては何の影響も刷り込みも起きない場合もあります。
 
人それぞれではありますが、
大人からみたら『ほんの些細なこと』であっても、
子どもにとっては人生全体に影響を及ぼすほどの
強烈な刷り込みになってしまう場合もあるのです。
 
もちろん、
ポジティブな刷り込みなら問題はないのですが…。
 
 
(人間は大きいダメなネコ(犬)だと思っている方々)
 
 
 
例えばどんな刷り込みがあるでしょうか?
 
『私は好きなことをしてはいけない』
 
『最初からうまくできないなら価値がない、意味がない』
 
『周りの人が気分よくいられるように働かなければならない』
 
『人より秀でていなければ意味がない』
 
『母親が機嫌よくいるために、
自分はおとなしくしていなければならない
(自己主張はしてはいけない)』
 
などなど、、、
これはもう、いくらでも挙げられそうですね(苦笑)
 
 
 
母親や兄妹から
『可愛くない』
『女の子らしい格好は似合わない』
と言われたがゆえに、
そのままそれを『採用』してしまい、
女性らしい服を買わない、買えないでいる、
という方もいます。
 
 
『お前みたいなやつは運動には向かないな』
という、学校の先生に言われた不用意な一言で、
自分は運動をやる価値がないのだと思いこんでいた方もいます。
 
運動が嫌いなわけではないのに、
むしろ楽しいと思っているのに、
頑なにやろうとしなかった、
行動ができないことを紐解いていくと、
このような体験が出てくる、
という場合もあるのです。
 
その先生は、
そんなつもりで言ったのではなかったのかもしれません。
というか、決してそこまでのつもりではなかったでしょう。
 
しかし、その方には強烈な錨となり、
心の奥で
『私は運動をするべきではないのだ』
とインプットしてしまったのです。
 
何十年経っても
たとえ言われた人のことやその体験は忘れてしまっていても、
その錨は『そのまま』。
 
錨があることに気づけずに、
その思い「当たり前のもの」にしてしまっていればなおさらです。
 
 
 
(パンダは垂れるのが当たり前)
 
 
 
特に両親や「先生」と呼ばれる存在からの刷り込みは、
強烈なものとなります。
 
その中でも特に、母親は子どもにとっては特別な存在です。
 
刷り込まれた思い込みの背景にあったのは、
実は幼少期に刷り込まれた
母親からの想念であった、
 
ということも少なくありません。
 
 
でも、刷り込んだ方も刷り込まれた方も
それがそんなに強烈な影響を及ぼしているとは認識していません。
 
だからなおさら、
自分の行動の原因がわからないし、
辞めたくてもやめられなかったり、
やりたくてもできなかったりする理由がわからないのです。
 
 
刷り込んだ当の母親はそんなつもりは全くないため、
子どもが大人になってから
『なぜあなたはもっと女性らしい格好をしないのよ?』
などと言ったりします。
 
 
「一人では何もうまくできない」
という思いを刷り込んでおきながら、
子どもがある程度の年齢になると
今度は自立していないことを嘆き出し、
 
「早く自立しなさい」
「うちの子は自立しないで困ったものだわ」
なんて言っているお母さんもたくさんいますよね(苦笑)
 
そして子どもの方は
「自立したい」という思いがあるのは嘘ではないのに、
なかなか自立への行動を取ることができないのです。
 
なぜかというと、
心の底には
「自分は自立できない、一人では何もできない」
という思いが錨を下ろしているからです。
 
 
(ゼッタイここから動きましぇん)
 
 
 
もし、
やろうと思うけどできない
ことや、
思い通りにうまくいかないこと、
 
やりたい気持ちに嘘はないのに
そこに行動が向かないことがあるなら、
 
それをすることを阻むような
「刷り込み」があるのかもしれません。
 
それを探すことができれば、
今までとは起こることが違ってきます。
 
でも、それを探すには、
一度、心の奥を見てみなければなりません。
 
押入れの奥にしまい込んだものを捨てるには、
押入れを開けて、奥まで覗いて見て、
引っ張り出して捨てなければなりませんよね。
 
それと同じです。
 
それは勇気のいることであり、
少々手間のかかることかもしれませんが、
発見することができれば、
その刷り込みを手放し、
人生のパターンを変えることができます。
 
しかも、それを発見できた時の
「そういうことだったのか!!」
という気づきは、
自分の心を軽やかに、明るくしてくれます。
 
そして
新しい人生のパターンを作り出すことができます。
 
ぜひ一度、勇気を出してみてくださいね。
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