好きこそものの上手なれ
(2022年6月 ブログ投稿)
Angel touchでは、特別メニューとして
アスリートやダンサー、俳優などの方向けの目標実現のサポートプログラムがあります。
(こちらは病気や不調を改善したいという方向ではなく、自己実現のためのプログラムです)
≪アーティスト、アスリートのためのトータルケアサポートプログラム≫ はこちら
こちらのコースを希望される方は、ご自身が長年取り組んできているもの
(スポーツやダンス、演劇など) があるわけですが、
始めたころは好きで好きで、楽しくて仕方がなかったはずのものでも、
うまくいかないことが続いたり、
一生懸命やっていても結果が出なかったり、
厳しいトレーニングや先生やコーチの叱咤激励についていけなかったりしているうちに
「いつの間にか楽しくなくなってしまった」
ということが起こることがあります。
とてもシンプルなことなのですが、
楽しめなくなっている自分に気づいたら、
一旦休んだ方が良い。
好きだからこそ、
「上達したい」「結果を出したい」
というモチベーションがあるからこそ、
辛いことや苦しいことがあっても頑張れるものだからです。
(大好きです!)
気持ちがそこに追いつかなくなっている時に
「それでもやらなければ」と無理をすると、
うまくいかないループにハマってしまうだけでなく、
大好きだったはずのことも「嫌い」になってしまいます。
それはもったいないですよね。
さらには、
モチベーションが下がり、楽しめなくなっている時、
その気持ちをごまかし続けるとケガをしやすくなりますから、要注意です。
なぜそうなるのでしょうか…?
「怪我をすれば、怪我を理由にして休めるから」です。
「モチベーションはあるけど、やる気はあるんだけど、
怪我をしてしまったからしょうがないよね」
ということにできるからです。
でも、実際には、
その怪我の裏には「何か」が存在します。
特に怪我を繰り返すなら、
身体だけの問題ではないということに気づかなければなりません。
もちろん、
ただ疲れていて休みたかっただけかもしれませんが、
そうであっても心理的な何かが影響していると言えます。
ケガをする前に自分と向き合って、
勇気を出して休む方が、
体にも心にも優しく、
そして「建設的」なソリューションです。
(でもみなさん、これがなかなかできません…)
(鋭気を養っている最中です、本当です)
アスリートにせよ、ダンサーや俳優にせよ、
こういうものやって極めようとする人は、
基本的に「頑張り屋さん」です。
もともとが頑張り屋さんなのに、さらにコーチや先生にはっぱをかけられ、
結果を求めて精進していくので、
「ベスト以上」をやり続けてしまいます。
気持ちを追い込んでいるため、
自分自身が「ギリギリ」であることになかなか気づけないし、
「もう頑張れない」ということを認められません。
※「自分のベストとはなんなのか」についてはこちらを参照のこと
頑張り屋さんなアスリートさんたちは、とってもまじめなのです。
だからこそ、無理に頑張ることを続けていると、
リカバリーが難しいほどに燃え尽きてしまいます。
そうなった場合、
怪我をしていなかったとしても
精神的に病んでしまったり、
身体が病気になって続けられなくなったり、
という結果になってしまいます。
辞めたいわけではないなら、
燃え尽きて立ち直れなくなる前に、勇気を出して休むこと。
早く気づければ、休む期間は少しで済むのですから。
でも、自分を追い詰め続けていた場合には、
ちょっと休んだくらいでは立ち直れなくなります。
だからこそ、早めに「休憩」ができるようになることが大事。
それができるようになるためには、
自分の状態に意識的にならなければなりません。
自分が今、本当は何を感じており、どうしたいのか。
本当に自分が求めているものは何なのか。
本当にそれをやりたいのか?そのやり方がいいのか?
自分との対話が大事です。
「ただ頑張る」というやみくもな体育会系の意識で
物事の結果を求める時代は、すでに終わっています。
(そこに気づけていないのだとしたら、それが問題です)
そして、
本当にやりたいことや、やりたい形は自分で決めるものであって、
誰かに決めてもらうものではありません。
目標や方向性が変わるのは、悪いことではありません。
今まで自分が積み上げてきたものが無駄になるわけでもありません。
むしろ必ず、肥やしになり、次のステップの役に立ちます。
だからこそ、
素直に自分と向き合える勇気が必要になります。
(はてニャ(ΦωΦ))
休むというのは勇気がいるものです。
特に「休んだら戻れなくなる」という不安がつきまといます。
でも、実際には適切な休憩を取る方が、
エネルギーが回復し、やる気も再び出てきて、
かえって自分の納得した結果を出せるようになります。
なによりも、
「無理に頑張り続ける」ことはかえって良い結果を生まない、
ということの方が重要です。
「私はこれをやることを楽しめているだろうか?」
という問いを忘れないようにしましょう。
~「好きこそものの上手なれ~
Who likes not his business, his business likes not him.
(自分の仕事を好きじゃない者は、仕事からも愛されない)
(もう一度、飛んでみよう!)