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学び続ける勇気、変わり続ける勇気(サマースクール体験記1)

(2019年8月2日 ブログ投稿)




セラピストの修行場とも呼ばれる、
イタリアのウンブリアにある
Le Pietre Parlantiで開催されるサマースクールに参加してきました。
 

 

 

 



ここでは、
セラピストとしてよりスキルを向上させるために、

自分自身の内面を活性化していくための様々なプログラムを毎夏開催しています。
(もちろん、自分自身と向き合ってみたい方なら、セラピストでなくても誰でも参加できるワークショップです)

 

 

 

 (朝の瞑想。
 この日はダンスをしながらの瞑想でした)

 

 


セラピストやヒーラーと呼ばれる仕事をする人は、この10年でものすごく増えました。
「ヒーリング」「ヒーラー」という言葉も、一般的に認知されるようになりましたよね。

 

セラピストもヒーラーも、ある意味、やるのは簡単です。
ある程度勉強して、
「やろう」と思えばいいだけ。

でも、やり続けることはそう簡単ではありません。
以前書いたように
自分自身が破綻してしまいかねないからです。

「セラピストやヒーラーが陥りがちな罠」をお読みください)

 

 

そうならないためには、
「癒やしの本質とは何なのか」
を学び続けるしかないし、
自分自身とも向き合い続けるしかありません。

 

 

学び続ける=自分自身と向き合い続ける
 
ということ。

学んでいき、理解が深まっていけば、 
自分自身の中にある問題も、
よりクリアに見えるようになっていきます。

それは、
見えてくればくるほどしんどい作業であると同時に、
自分自身がより成長し、開花できるチャンスでもあるわけです。


 

ただ、

そこには多大な勇気もやる気も必要になります。

誰もが、
自分の問題を見るのは嫌だし、
自分の問題に取り組むのは面倒なのです。
(だから私も、行く前にあちこちかゆくなりました(苦笑))


それでも、セラピストを続けよう、
仕事として成りたたせようと思うなら、
やるしかありません。
やりたいなら、勇気を出して取り組み続けるしかありません。

ところが、
この取り組みは一人ではできません。

 

セルフワークも大事ですが、
それには限界があり、
ちゃんとレクチャーをして導いてくれる先生が必要なのです。

(講師のロバート先生とガーラ先生)
https://www.blp-japan.com/founder



サマースクールは、

豊富な経験と知識を持つ先生二人が全力でサポートをしてくれる、
とても贅沢なワークショップであり、
勇気を出して取り組めば、本当にセラピストとして、人として成長を促してくれるプログラムです。


2年前も一度参加しましたが、
今回参加して本当にそう思いました。

しっかり取り組めば、
大きなベネフィットを得られるワークショップだと感じています。
 

 

 
 
(Le Pietre Parlanti からの風景)




一方、
こういうことに取り組む中での難しさも感じています。


セラピストやヒーラーというお仕事、
やりたい人はたくさんいます。

が、

敢えて言わせていただきます。

「やりたい」と「やれる」は違うのです。
(何でもそうですが)

 


セラピストさんやヒーラーさんから相談されることがありますが、
ここを突きつけるしかない場合があります。


やりたいエゴかあまりに勝ってしまうと、
自分を取り繕い、 
「素晴らしいセラピスト」
を演じる、「パフォーマンス上手」になりかねません。

そうなると、
このようなワークショップに参加しての「変化」も、

「パフォーマンス」してしまう、
ということが起こり得ます。


巧妙なパフォーマンスなので周りにもなかなかわかりません。

でも、これはセラピスト自身にとってとても危険な行為です。
そんなことを続けていたら、
やがてはその人自身が追い詰められていくことになるからです。

追い詰められた結果、
自分自身をごまかしていることを認めることもできず、

 

「なぜ私はうまくいかないの」

 

と迷路にはまり込む可能性が出てきます。


そんな風に自分を追い詰めてしまうなら、
セラピストはやめておく方がが良いと思います。

人を助けようとがんばっていたら自分は破綻した、
なんて、シャレにもならないからです。

 

 

 


こんな話を聞いて、

「自分は…?」
と思うあなた。

そうに思えるなら逆に大丈夫です。

「私は心配ない、そんなことないから」
と思ってしまう方が危ないのです。


だけど、
本当はシンプル

本当に良い方向に変わっているなら、

エネルギーは上がり、
明るく元気そうになり、 
顔色も良い。

ちゃんと、その人は輝いて見えます。


ただ、それだけのこと。
単純な話です。


あれこれこねくりまわす必要はないのです。

 


もし、そうではないのなら…、

 

何かの歯車が違ってしまっているのでしょう。

そこを「認める」勇気、「見る」勇気が必要です。



ここにはパラドックスがあります。

「良いセラピスト」をパフォーマンスしようとしている間は本当のスキルも変化も手に入りません。

 

でも、

「素晴らしいセラピスト」であることへのこだわりを捨て、
自分自身に正直に取り組んでいったら、
逆に本当の変化を手にでき、
結果として、セラピストとしての腕も上がるでしょう。


その我を手放して取り組めるかどうか、
です。

そして、
自分自身が到達しているところまでしか、
人を助けることはできません。


自分自身が正直になれないのに、
変化できないのに、

クライアントに
「正直になりましょう、変わりましょう」
なんて、無理な話です。

だからこそ、
セラピストとして成長したいなら、
自分に正直になって取り組むしかないのだろう、
と思うのです。



サマースクールは、
自分自身の中にあるものと正直に向き合い、
理解して、解放していくことができたら、
自分の人生を1ステップも2ステップもシフトさせることができるプログラムだと感じています。

自分をセラピストとして向上させたいという思いのある方には、体験をお勧めしたいワークショップです。

今回も、たくさんの学びと気づきがあった6日間でした。

 

 
 
 (私は私。他の何者でもない。よね。本当はね。)

 

 

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