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気づかない矛盾

※この記事は過去ブログでアップしたものを一部訂正したものです。(初稿2012年6月)


オーガニックのヘンナで髪をトリートメントするようになって、早1年以上が経ちました。
私がお世話になっているオーガニックヘンナ専門ヘアサロン「kamidoko」さんは、オーガニックヘンナで髪をトリートメントすることと、カットだけをやっているという、ヘンナにこだわったヘアサロンです。
http://laksmi-jp.com/


初めてkamidokoの伊藤さんにお逢いした時、今まで私が知らなかった髪のこと、何気なくやり続けていた「本当は髪にとって良くないこと」をたくさん知ることとなりました。

私の髪はもともと茶色いのでカラーリングはしていませんでしたが、くせっ毛でまとまらないのでもう20年近くずっとパーマをかけていました。
でも、正直なことを言うと、パーマをかけること自体はあまり好きではなかったのです。
髪が薬につけられて、なんか「削がれる」感じがあるのでした…。

家ではなるべく環境にも体にも良いものをと思って、ある時期から石鹸シャンプーを使っていました。
実はこれもあんまり好きではなかったんですよね…かなり面倒ですし(苦笑)

でも、もっと他にどういう方法があるか、わかっていなかったのです。

ヘンナには興味はあったので、白髪もそれなりに増えてきたし、そのうちやってみようと思っていた私。
色々なお話を聞いて、
「石鹸シャンプーも髪にとってはあまり良くない」というのも知ってしまい、
それならば、ということで、
ヘンナでトリートメントをすることを始めました。

ヘンナを週1回で始めてから、リンスもいらなくなり、ムースをつけなければまとまらなかった髪も、何もつけずにきれいにまとまるようになりました。
髪につやが出てきて、「髪きれいだね」と言われることも増えました。
そして、私が一番ヘンナを気に入っている理由は、ヘンナをやると、髪が浄化された感覚があって、とても気持ちが良いということです。
髪には色々とエネルギーが蓄積されるので、本当は髪も浄化できるといいなと思っていたところだったので、とっても気に入りました。

そして1年経ったころから、髪が増え始めたのを感じています。
 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 
私はこの出来事によって、新たな気づきを得ました。

「わかっていながら解消できない矛盾が、自分をその状態にとどまらせている」

ということです。

髪の毛一つの現象を見ても、実際には私の中にたくさんの矛盾がありました。

「なんだかあんまり好きじゃないけど、やっている」とか、
「良くない気がするけど、他のものよりは良い気がするから・・・」とか。

パーマをかけるのは髪にもよくないし、環境にもよくない行為。でもやっていた。
一方で「じゃあせめて石鹸シャンプーでも」と使う。

だけど、それは相反する行動ですよね。やっていることが矛盾しています。
もちろん、矛盾というのは誰にでもあるものです。
矛盾を持っていない人なんて、いません。
矛盾があることが悪いということでもありません。

でも、本当は解消できるはずの矛盾、解消したいはずの矛盾をそのままにしてしまっているということも、私たちの中には必ずあります。
そしてそれが、自分自身をより良くしていくことや、次のステップへ進むことへのブレーキになっているのです。

「でも仕方がないよね」
と、色々な理由をつけて、その状態でいることに「OK」を出す。
この「OK」を出しているのは当然ですが、エゴです。
エゴはその方が都合が良いです。変化を恐れているのですから。。。

1つのことでその態度を「OK」とできるようになると、それはどんどんと広がりを見せていきます。
自分では気づかない中で、色々なことが同じような態度になっていくのです。
そして最終的には、本当は欲しいはずの自分の状況とはかけ離れた状況が作り出されます。
そして「なんでなの?」と思う…(苦笑)

「いやいや、それはそうなって当然なんだ、そういう態度だったんだから」
ということには、気づくことができないわけです。

このからくりが、わかっているようでわかっていなかったのだなと、感じました。

みなさんも、心のどこかではわかっているはずなのに、色んな利害やエゴが絡んで、その矛盾を解消できなくて、
「こんなもんかな」とか、「仕方がないんだろう」と
思ってしまっていること、ありませんか?

私は、自分の髪の毛に対して行っていた矛盾が、そういう現象を象徴しているかのような出来事だと感じたのです。

これは日常の些細な出来事についてのことですが、もっと大きな視点で見ても、同じような現象が必ずあります。
つまり、それはどちらにも影響を及ぼしているのです。
ごくごく基本的なことすらきちんとできない人が、大きな仕事を成功させることはできないし、逆もまた然り、ということですよね。

私は思い切って髪に対しての矛盾を解消してみたのでしたが、
その結果、なんとまあ、すっきりしたこと。
物理的にもすっきりしましたが、心の中も非常にすっきりしたのです。

そして「これは自分の中の「矛盾」を切り替えるきっかけになるな」と感じたのです。
今回髪に対しての矛盾を解消しようとしたことが、自分の中でもっと大きな矛盾を解消していくことにつながっていくのではないかと感じました。

実際、そういう現象を、
kamidokoのオーナーさんもスタッフさんも、たくさん見ていらっしゃるようです。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 
このような矛盾が起きてしまう原因は、何なのでしょうか。

一つの原因は
「こんなもんなのかな」
と思ってしまうこと。

そして、もう一つの原因は
「自分の感覚を信じられていない」
ということではないでしょうか。

周りからの発言や情報に流されてしまって、本当に自分にとって良いこと、必要なことを信じられずにいる。

「何か変だな」
「そうじゃない気がする」

そう感じても、それがマイノリティだと、周りにも受け入れられないので、つい周りの言っていること、やっていることに合わせてしまう。
マジョリティーは声が大きいですから、自分の感覚を信じたくても、大波に飲み込まれてしまうのです。
1人で主張し続けるって、怖いですし、勇気もエネルギーもいりますから…。

種明かしをしてしまえば、私の人生はそんなことばかりでした。
でも結局、後々になって、
「やっぱり自分の感覚は間違ってはいなかった」ということを知るのです。

実際にはマイノリティの中でも、さらにまたマジョリティとマイノリティがいるという同じ現象が存在しますから、周りとは違っているように見える自分の感覚を信じるというのはなかなか難しくてハードルが高いものなのかもしれません。

それでも、何かのきっかけで1つの矛盾を解消できると、不思議と他のことにも繋がって行きます。
段々と「もう必要のない」矛盾を解消していこう、という動きが加速されたりします。

みなさんも、自分の心の中にある「本当は変だなと思っている」という声を聴いてみませんか。
小さな矛盾に気づいて少しだけでも変化を起こすことができたら、
やがては自分の中にある大きなシフトを引き起こしてくれるかも、しれません。

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