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苦しみに飽きるまで、人は苦しみ続ける


「この辛い状況から、どうやったら抜け出せるのだろうか」

クライアントさんからよく出てくる言葉です。
人は皆、辛いことや苦しいことがある時、
できるだけ早くその場から抜け出したいと思いながらうまく行かずに、もがき苦しみます。

何故、「抜け出せないのか?」

それは…
 
「苦しみに飽きるまで、人は苦しみ続けるから」。

これは私がかつて、
泥だらけの沼に引っ張り込まれてぐるぐると引きずり回されているような状況だった時、
ヒーラーとして信頼する友人から教えられた言葉。

そう、当時の私はまだ、苦しむことに飽きてはいなかったのでした…。

もう一つ。

「エゴの実は、熟しきらないと落ちない。
無理に落とそうとしても、熟すまでは絶対落ちない」

そう。
あなたも私も、そうやってエゴの実をたくさんぶら下げています。

そんな実は早く落ちて欲しいと思っても、
他人の実を見て「そんなの早く落とせばいいのに」と思っても、
そんなにすぐには熟しません。

苦しみの実が落ちる時、
それは「苦しむことに本当に飽きた時」。
飽きた=熟れた、ということ。

苦しみが続くならそれは、
自分がその苦しみを選択し続けている、
ということなのです。

だからといって、それが悪いわけではありません。
その苦しみがあることで、
自分の中で得られたものがあるからこそ、
それを選択してきたのだから…。

でも、
「もうそこからは抜け出したい」と本当に思うならば、

「おかしな話だけど、自分で自分を苦しめることを選択していたのだな」
ということを受け入れることから始めるしかないのです。

「そうか、自分でやっていたんだ」
と気づいた時には、愕然とするかもしれません。

でも、だからこそ、
ようやく本気で「やめよう」と思い、
そこからはようやく舵を切れることになります。

さらにもう一つ。
「人が本当に変わるには絶望が必要」

残念ながら、人間とはそういうもの。
だから人生には苦しみがあり、絶望を経験します。

「イヤだ」「辛い」
と言っているだけの時には、
実はまだ舵は切っていないのです。

やめられないならば、
あなたはまだ「苦しむ」ことに飽きていないということ…

飽きていないんだな
まだやりたいんだな

それを受け入れることも、大事なことです。

無理やり変わろうとするのは、
実はあまり得策ではないから。
何故ならば、
「私はもうわかった、だから手放せる」
というエゴのもとで、
マインドで無理やり「手放した」と思い込む、いう現象が起きるからです。

それは非常に巧妙で強力なマインドコントロールであるといえます。
自分で自分を騙しているので、かなりこじれていくことになります。

でもその場合、
必ずまた同じようなことが起こることになるのです。

現実は、本当にシビアで正直です。

だから、「良い子」にはならなくていい。
(なかなか難しいけど)
できないこと、うまくやれないことを認められることの方が大事。

残念ながら、
気づいたから、わかったからといって、
一晩寝たらまるで違う世界になりました、
なんてことにはなりません。

どれくらいの深みにハマっていたかによって、
出て行くまでにはそれなりに時間もかかります。

それでも、舵を切ったなら、
向かう先は必ず全く違うところになる。

だからこそ、「行き先」を定めましょう、
というお話をしています。
そしてホメオパシーというツールを使うのです。
レメディは、自分の意識だけではどうにもならないところを助けてくれるから。

でも焦らないこと。
できない自分を許すこと。
それは必ず、自分の肥やしになるのだから、
悪いわけではないのです。

最初は舵を切ってもうまく定まらないものです。
フラフラしたり、戻りそうになったり。
それは当たり前。

それでもいつか、自分だけで新しい方向に向かえるようになる。

そうなるまで寄り添うのが、私の仕事です。
ご縁があった方には、気長にお付き合いしています。

~焦らないで、でも歩むことをやめないで行こう~



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