赤ちゃんが持ってくる、お母さんへのメッセージ
※この記事は過去ブログでアップしたものを一部訂正したものです。(初稿2012年6月)
あなたは、
魂はいつからお母さんのお腹に来るのか、
どこから魂がやってくるのか、考えたことがありますか?
妊娠、出産を経験している方は、少なからずご自身の経験でおなかに赤ちゃんがいる時どんな感じだったか、いつからこちらの話しかけに答えてくれるようになったか、経験をお持ちだと思います。
お腹の赤ちゃんと対話ができる、
赤ちゃんはお腹を蹴ったりしてこちらの問いかけに答えてくれる、
というお話は、私も聞いたことがありましたし、自分でも体験しました。
でもそれも、もうだいぶ前のお話で…(笑)
しかも私は、ちょっと大変な妊娠・出産だったので、生死もさまよったりしたこともあり、お腹にいた息子にはとても負担をかけてしまいました。
こんな大変な思いをしてでも、私の子供として来ようとしてくれたのは、なんだったのかな、と考えたこともありました。
先日お友達に誘われて参加した講座は、
國見恭子さんという胎教修正をされている方のお話でした。
お腹にいる赤ちゃんはお母さんとテレパシーでお話しできる、
そしてお母さんの感情をそのまま受け取っている、すべてわかっている、
だからこそ、お母さんのお願いもちゃんと聞きとってくれる、というお話でした。
(お母さんがお父さんを嫌がっていると子供もそうなってしまう、なんていうお話もありました(苦笑))
子供たちの中には、
お母さんのお腹にいた時のことを覚えている子も少なくありませんが、その中には、「お母さんのおなかに入る前」、つまり、魂の段階でどこにいたかを覚えている子もいるのだそうです。
その魂の記憶を持つ子供たちの話を聞くと、共通点があるそうです。
赤ちゃんは皆、自分のお母さんになった人を選んで、
「あの人の子になる」と決めて、神様に報告し、その後お腹に入っていくのだそうです。
そして、お母さんを決める時には
「この世界で何をするか」
「お母さんに何を伝えるか」
も決めて、神様に報告をしてからこちらの世界に下りてくるのだそうです。
そしてこの記憶のある子供たちに、
「なぜそのお母さんを選んだの?」と尋ねると、
皆口をそろえて「やさしそうだったから」と言うのだそうです。
つまり、その子それぞれに自分にとって「優しそう」な人をお母さんとして選んでくるということですね。
そして必ず、お母さんに伝えることを持ってやってくる。
つまりそれはお母さんにギフトを持ってくるということだと思います。
私はこのお話を聞いて、とてもとても納得し、共感しました。
私が体験してきたこと、感じていたことともつながっていたし、
何よりも、「子供はお母さんにメッセージを持ってくる」ということを実感していたからです。
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私は妊娠してすぐ、まだエコーで赤ちゃんの心臓も見えない頃から、重度の妊娠悪阻になり、自分の命が危ないほどの脱水症状にかかり、入院しました。
そこから2ヶ月近く、口の中に水さえも入れることができず、点滴だけで生きていました。
とにかく具合が悪くて何も食べられず、飲めず、という状況でどんどん痩せていき、もともと血管が細かったこともあり、さらにその血管が細く弱くなってしまい、点滴を刺しても漏れてしまうか血管が腫れあがってしまうため、毎日のように刺し替えをしなければなりませんでした。
(赤ちゃん用の針ですら、刺すのが難しくなってしまいました)
両腕のどこもかしこもパンパンに腫れ上がってしまい、点滴を刺せる場所がなくなってしまって、それでも一向につわりが治まる気配がなく、
このままでは栄養不良で命も危なくなってしまうということで、
ついに胸のところから中心静脈に点滴を入れることになりました。
ところがその時にうまくいかず、肺が傷ついて気胸になったり、
点滴の管が血管の壁に当たって血管炎を起こしてしまい、
高熱を出して数日間うなされたりしました。
(この時ちょっと不思議な体験をしましたが、そのお話は、また今度…)
点滴の管が当たっていたところは、心臓の近くの大きな血管でしたが、
痛いと訴えても何が原因かをなかなか特定することができず、おそらくあと一歩で破裂するのではないかというくらいの状況になってしまいました。
とにかく痛くてうんうんとうなっていましたが、その中でもう一人の私が「このままだともうすぐ死ぬかもしれないな…」と冷静に見ていました。
もう本当に危ないな、と感じた時、
そのギリギリのところで助けが入り、処置ができましたが、
その炎症の影響で高熱が出たり腎臓に炎症が起きたりした結果、お腹の息子もその炎症反応の影響を受けてしまいました。
生まれた時、彼はすでにかなり重い肺炎を患っていて、
重い溶連菌にも数種類感染しており、
あっという間にNICUに連れて行かれてしまいました。
2週間、毎日強い抗生剤を点滴され続けていました。
もうこれ以上打つ抗生剤がない、というギリギリのところで、
彼は奇跡的に助かりました。
これらの息子の状況が、その後どんなふうに彼の生体に影響を及ぼすかということについては、ホメオパシーを学んだからこそ理解できたと感じています。
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息子はとても体が弱く、様々な病気を繰り返す子で、今のようにヒーリングやホメオパシーを学ぶ前は、週の半分はどこかの医者に行っているという状態でした。
あちこちの医者を転々としながら、薬に対しても疑問を抱くようになり、
そして「どうしてお医者さんは部分的にしか見てくれないんだろう」という思いを募らせるようになりました。
咳が治まれば中耳炎になり、
中耳炎が治まれば咳が出るかアトピーが悪くなる。
病気は体の中をぐるぐる回って「移動」しているだけで、一向に体の外には出て行ってくれません。
これを日常的に見ていた私は、「小児科」「耳鼻科」「皮膚科」と部分的にしか診てくれない西洋医学のやり方に大きな疑問を抱いていたのです。
このことが、私を今の道に導く大きなきっかけとなりました。
つまり、息子がいなかったら、
そして息子が病弱で西洋医学だけでは解決できる状態でなかったら、
私は補完療法を勉強し始めるということはなかったと思います。
息子は体を張って私にメッセージを伝えに来たのです。
そのことはホメオパシーを学び始めた頃から、私の中でも確信に変わりました。
息子が身を持って私のスキルを上げてくれたからです。
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私たちは皆、生まれてくる前のことを忘れてしまって、
「自分はこの世界に何をしに来たんだろう」と模索します。
それを覚えていたら、もしかしたら生きていくのはもっと楽かもしれませんね。
でも忘れてしまっても、ちゃんと教えに来てくれる人がいるのです。
そして、そうやってメッセージを伝えたくて待っている魂も、たくさんいるのだそうです。
そして私たち自身もきっと、
生まれてくる前に自分のお母さんを選んで下りてきたし、
お母さんに伝えるメッセージを持っていて、それを身をもって伝えていたのです。
お互いにそれを知っていたら、
もしかしたらもっと色々なことに気づけるスピードも速かったかもしれませんね。
息子は、生まれた時の状況を考えると、
お腹にいる間のほとんどの時間、すでに病気にかかっていたと考えられます。
私が重度の炎症を患って、そのバイキンは体中を血液で回っていたわけで、
息子とはへその緒で繋がっていたのですから、仕方がありません。
ホメオパシーのおかげもあり、今ではかなり元気になっていますが、それでも時々呼吸の問題が再発します。
先日久しぶりに「苦しい」と言っていた時、
ちょうどこの國見先生のお話を聞いた後だったこともあり、
私はふと
「お腹の中にいる時もずっと苦しかったんだろうな…」と改めて感じました。
それでも生き抜いて、頑張って生まれてきてくれて、
こうして私にメッセージをくれているということを、感謝せずにはいられません。
私が何をしにこの世界に来たのか、すっかり忘れていたのに、
体を張って知らせに来てくれたわけですから。。。
自分の子供だけでなく、
私たちの日常の生活の中には、
自分自身へのメッセージが溢れかえっています。
もし「自分がこの世界に来た意味はなんなのだろう」と思ったとしたら、その答えは必ずやってきます。
もちろん、「これが答えですよ」というわかりやすい形ではありません。
でもそのメッセージに気づけるように、という意識さえ持っていたら、きっと答えはやってくるはずです。
もしかしたら、自分がまだ魂の段階で地球を見下ろしていた頃のことも、思い出せるかもしれませんね。
一人一人が皆、自分の魂の目的を思い出して、それを遂行できたら、きっと世界は全く違うものになっていくだろうと思うのです。
小さいお子さんがいらっしゃるお母さんは、ぜひお子さんに尋ねてみてください。
もしかしたら、当たり前のように答えてくれるかも、しれません。
そしてそのことがきっかけで、自分の魂の記憶もよみがえってくるかも、しれません。