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「何にも出てこない」のも大事なステップ   |   TOP   |   私たちは、感情を上乗せしている

隣の芝生は青い

すごくキラキラ輝いている人や、
人生がうまく行ってそうな人、
悩みなんてなさそうに見える人、

 

そして

「自分が欲しいものを持っている」人。

 

 

そんな人を見ると、


私たちは
 

「いいなぁ、うらやましいなぁ」
 

と思いますよね。

 

 

「いいなぁ〜」
と素直に思えるならまだ良いのですが、

 

それが高じたり、
素直に認められなかったりすると、

 

嫉妬になり、
更にそれが怒りに変わったり
批判したりするようになります。

 

好きの反対は無関心。(本当は)


あれこれ言うのは、
言いたくなるのは、

気になるから、です。

 

本当はそこに憧れや羨ましさが隠れているのです。

 

 

 

怒りや批判といった、表面的な主張を見ていても、
真実は見えてきません。

 

その奥にあるのは

 

私も本当はあんな風になりたい
あの人が持っているものがほしい

なぜ私にはそれがなくて、あの人は持っているのか

あの人が持っていて、私にはないのはずるい

 

なぜ私はうまく行かなくて、
あの人はうまくいっているのか

 

私はこんなにがんばっているのに
うまくいかないのは不公平だ

 

 

そんな想いです。

 

 

 

 

 

 

自分がうまく行っていないと感じていると、
他人の状況はとても良いものに見えてきます。

 

良さそうなところばかりが目につくのです。

 

「隣の芝生は青い」
ということです。

 

 

 

でも、表面的に見ただけでは、
本当に良いかどうかはわからないものです。

 

王子と乞食が入れ替わる童話にもありましたよね。 
王子様には王子様の苦労や辛さがあるわけです。
 

その立場にならなければわかりません。

 

人には人それぞれ、
外から見たらわからない苦労があります。 

 

うまくいっているように見えても、
実はそうではないかもしれないし、
見せていないだけで耐え忍んでいる真っ最中かもしれない。

 

自分にはその人の大変さは見えていない、
理解できていないだけかもしれない。

 

あるいは
たくさんの測りしれない苦労や辛さを乗り越えて、

ようやく「今」があるのかもしれません。

 

 

昔読んだ本に、
「人を羨み妬むなら、
その人が経験してきた苦労や辛さ、
悲しさもすべて同じように請負う覚悟を持つべし」

 

という記述がありました。

 

厳しいけれど、その通りで、
ほとんどの場合、
羨んでいる人は、

そこに至るまでの「苦労」「試練」の方には着目していません。

 

「自分より良い」
と思うのは幻想なのです。

 

真実を知ったら、

「こんな苦労をしないと手にできないならいらないや」

と感じるかもしれないのです。 

 

美貌、
お金、
地位、名声、
能力。

 

「何か」を持っている人、

持っているように見える人は、
 

持っていない人にはわからない辛さも持っていて、
それを乗り越えていたり、乗り越えようとしています。

 

ただ幸せ、苦労もなく満たされたわけではないのです。

 

 

(ネコにはネコの苦労があるんだニャ)

 

 

 

 

隣の芝生が青く見えたら、
他の誰かを羨ましく思ったら、

 

まずは、
自分の芝生をもう一度よく眺めてみることです。

 

本当は案外良い芝生なのに、
それを認めていないだけかもしれません。

 

ないものを数えるのではなく、あるものを数えましょう。

 

 

そして、
自分の芝生が青く生き生きとするには何が必要か、を考えましょう。

 

どんなに隣の芝生を眺めてあれこれ言っていても、

 

例え隣の芝生を汚して質を下げても、

 

自分の芝生が良くなることはないからです。

 

 

必要なのは、

自分の芝生を青くするために必要な行動を取るエネルギー。
自分の芝生を自分で責任を持って世話する行動力。

 

そこにはそれ相応の「やる気」と「覚悟」が必要です。

 

他人の芝生にケチをつけている暇なんてないのです。

 

自分の人生をどうにかできるのは、結局は自分だけなのですから。

 

 

 

良い芝生にしていく過程は辛いかもしれません。

 

いえ、辛いんです。

 

でも、乗り越えた暁には、

「自分で良かった」
「この人生の経験ができて良かった」
と思えるはずです。

 

やがて、

「乗り越えてきたから今があるんだな」
と思える時がやってくるでしょう。

 

 

今回の人生は、今回だけ、です。

 

あの世に行ってから
「もう少しやれば良かったのにな」
と思わないように、

 

「えいっ」
 

と気合いを入れてみましょう。

 

 

   (き・あ・い・だ~)

 

 

最後に、
ありがたくも厳しい、
立川談志さんの名言をご紹介します。

 

  「己が努力、行動を起こさずに

  対象となる人間の弱みを口であげつらって、

  自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬と云うんです。

 

  一緒になって同意してくれる仲間がいれば更に自分は安定する。

  本来なら相手に並び、抜くための行動、

  生活を送ればそれで解決するんだ。

 

  しかし人間はなかなかそれができない。

  嫉妬している方が楽だからな。

  

  芸人なんぞそういう輩のかたまりみたいなもんだ。

  

  だがそんなことで状況は何も変わらない。

  よく覚えとけ。現実は正解なんだ。

  

  時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。

  現実は事実だ。

  

  そして現状を理解、分析してみろ。

  そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。

  

  現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。

  

  その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う 」

 

 

厳しいけれど、真実です。

 

自分の芝生を育てよう。
自分のために。

(2020年1月9日 ブログ投稿)

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