「今年の花粉症はヒドイ」と思う、本当の理由
(2021年3月ブログ投稿)
「今年は花粉症がひどいな」
と感じる方が多いようです。
「花粉が多い」とも言われていますが、
私が長年の経験から感じることは、
クライアントさんたちが訴える症状の強弱と、
実際の花粉の量とは、あまり関係がない
ということです。
実際は、
生体の健康状態のアップダウンと、
前年に溜め込んだストレスの度合い
によって変化をしていると感じています。
ホメオパシーで花粉症が良くなった方はたくさんいます。
でも、それは多くの場合、「結果としてそうなった」ということであり、
もっと根本的なところから自分の状態を見直してケアしていき、
その後花粉症があまり出なくなった、という結果を手にするのです。
もし花粉症が一番問題で、花粉症を治したい、
ということであれば、
花粉症の症状が出ている時だけレメディを取るのでは、根本的な解決にはなりません。
もちろん花粉症が出ている時にもレメディを摂ってそれがある程度楽になることはありますが、
それは「対症療法」にすぎません。
本当の意味で「花粉症が出ない体になる」ということを求めるのであれば、花粉症ではない時期から取り組む必要があります。
でも、多くの方はそれをやりません(苦笑)
面倒だからです。
「原因に取り組む」というのは面倒で時間のかかることなので、
「出てきたときだけどうにか抑え込めればよい」という考え方から移行できないのです。
花粉症は便利な病気です。
メタフィジカルな側面から見た場合、
他の病気の場合には、症状が出ている臓器や状態によって、
ある程度「抱えていたものが何であるか」ということがわかってしまうのですが、
花粉症の場合には症状自体があいまいなので、原因がわかりにくいのです。
体から毒素を排出しようとしてデトックスしていることは間違いないのですが、
「その大元にあったストレスはどういうものだったのか」
というのは曖昧模糊としたままにできる、という特徴があります。
別の言い方をすると、
あまり原因を追求されない形で、
体に溜め込んだ毒素を「排出」できる、
ということでもあります。
これは、「原因を見たくない」場合にはとても便利なのです。
(…なんでこうなった?)
ホメオパシーで自分自身をケアするようになり、
全体的に良くなってきた時に、花粉症の状態も変化が訪れますが、
次の年の花粉症がひどくなるパターンと軽くなるパターン、どちらもあります。
たくさんのストレスや毒素を溜めていながら、
うまく排出することができずにいた場合、
生体が強くなって排出ができるようになるので、花粉症もひどくなったように感じます。
でもこれは全体の流れとしては良くなっているから起きていることなのです。
一方で、
花粉症ではない時期にある程度の排出を促すことができていて、
花粉症の時期になっても生体にそれほど毒素が溜まっていない場合には、
花粉症として出さないといけない症状が減ります。
その結果「今年は軽い」と感じます。
ニュースで「今年の花粉は多いです」と言われていても、
ご本人としては「びっくりするほど楽」と言われるケースも多いです。
一方、
前年の花粉症の時期が終わってからの1年間で、色々とストレスを溜め込んだ場合。
生体の中には排出したいものがたくさんあるわけですので、
花粉症はひどくなる傾向にあります。
特に今年は、
昨年からのコロナウイルスの影響で、誰もがたくさんストレスを溜め込んでいながらも、風邪すら簡単に引くことができずにいました。
本来、私たちは時々軽い風邪を引いたりして毒素を一定量排出しているのですが、
昨年は誰もがそれを無意識に抑え込んでしまっていたので、
排出作用が足りていないのです。
そこに花粉症の季節がやってきました。
「出したいけど出せない」状態があったところに、
症状を出すことを正当化できる、
とっても良い「理由」が出てきたのです。
私たちの無意識下で起こること。
それは
「花粉症(として)なら出してもいいじゃないか!!」
ということなのです(笑)
「花粉症なんです」と言えれば、
「もしかして…」と疑われることもありませんからね。
こんなチャンスはなかなかありません。
(春先の今の時期だけ)
だからこそ「出血大サービス」をやっているので、
全体的に「今年は花粉症がヒドイ」と感じる、
ということになっているのです。
(もちろん、信じるか信じないかはあなた次第です)
(アタシは平気だニャ)
花粉症は面倒で嫌だと思っているかもしれませんが、
このように考えると、便利でとてもありがたい症状なのです。
花粉症で出しているくらいなら、
もっと別の重い病気になるより何倍も良いですし、
他に持病があるならなおさら、
花粉症として出すことで体が多少なりともデトックスできていると考えると、持病が悪化するより良いですよね。
せっかく体がお掃除をしているのですから、
むやみに薬で抑えてしまわないでほしいなと思います。
できれば
「自分の内側にこんなに溜まっていたゴミはなんだろう?」
と考えてみてください。