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「体の声」が、聴こえない?

(2022年6月 ブログ投稿)


「体の声を聴きましょう、

本当の自分が何を訴えたいかを知ることが大事ですよ」

というお話をすると、


「そんなものは聴こえない」

「聴こうとしてもわからない」

と言われることがあります。

おや……(^_^;)

 

果たして本当にそうでしょうか。

 

私はそうは思いません。
 

「聴こえない」のではなく、

「聴こうとしていない」だけ。

 

そして、

頭で考えて「これがいいのだ」とやっている方法が、

実際には自分を追い詰めている

ことがあります。

 

今回はそんな状況についてのお話です。

 

(これがワシの健康法だニャ、文句あるか)

 

 


健康に対する考え方はいろいろあり、

 

「現代の人間は様々なストレスや環境によって

『感覚がマヒ』してしまっているため、

体が発する本当の声がわからなくなっている。

だからまずは体に良いとされている理論に則してやってみる方が良い。」

 

という考え方もあります。

 

しかしこれは、

自分自身に合うか合わないかを

「頭(思考)で決め」て、

それに無理やり体を合わせようとする

というやり方です。

 

もちろん、これでうまくいく人もいますが、

それによってかえって体調を崩す人も少なくありません。

(うまくいく人は比較的健康な人です)

 

本当はバランスを崩しているのにも関わらず、

それに気づくことができず、

頭の中で

「これ(このやり方)が良いはずだから」

という思い込みによって、

体調の変化に気づくことができないまま

そのやり方を続けてしまう、

ということが起こり得ます。

 

そして

「良いやり方をやっているのだから自分は病気になどならないはずだ」

という想いによって、

小さなバランスの崩れを自分の中で認めることができずに、

無意識のうちに抑え込んでしまいます。

 

すると内側ではどんどんと

「病気のエネルギー」が大きくなってしまうのです。

 

やがては目を背けることができないほど大きくなってしまい、

大きな病気になって、

ようやく気づくことになるかもしれません。

 

 

 

 

(見たくニャいのでごめん寝。)

 

 

 

段々と大きくなっただけなのにもかかわらず、

その人にとってはまるで、

突然大きな病気が目の前に現れたかのように見えます。

 

「聴こえない」と思い込んでいたり、

「聴きたくない」からわからないことにしていたり、

自分の都合の良いことだけ聴こえることにしていたり。

 

これは珍しいことではなくて、よくある話なのです。

でも、体の声は、本当は誰もが

「聴こう」と思えば、聴こえるはずのものです。


まずはもう一度、

自分に問いかけてみましょう。

 

感覚が麻痺しているというならなおさらです。

さびてしまったネジと同じで、

少しずつ動かしていかなければ動くようになりません。

 

1日に一度でよいので、毎日問いかけ続けることが大事です。

繰り返すことで段々と感覚を研ぎ澄ませていくようにします。

 

クライアントさんにはよく、

「素振りのようにやり続けてください」

と伝えています。

 

本当に素振りのようにやり続けないと、

麻痺した感覚はなかなか戻ってきません。

 

そして、

聴こえてきたものについては否定しない、ジャッジしないこと

 

頭で考えることをやめて、

「良い」「悪い」と植え込まれているものを一旦リセットしてください。

 

どんな感情も、どんな想いも、

それがダメなわけではないし、

良くないわけでもないのです。

 

でも、

「否定されるかも」「怒られるかも」と思ったら、

正直に言えないですよね。

内側にいる自分自身も、そうなのです。

 

ただ、「聴いてあげること」

「それを素直に認めてあげること」。

 

「そうだよね」、と、

自分自身に共感することができさえすれば、

身体の痛みや苦しみで訴える必要はありません。

 

 

そして、

自分にとって毒になるもの(感情でも思考でも)があったなら、

それをただ手放していく

という意識が必要です。

そこにジャッジは必要ありません。

 

手放すには、

まずそれを「手放そう」と思わないといけません。

ゴミを捨てる時と同じです。

ゴミを捨てるには、まず「ここにゴミがある」と認識し、

ゴミ箱に捨てよう、

と考え、その結果としてゴミを拾ってゴミ箱に入れるのです。

(当たり前です)

 

少なくとも、「ゴミを捨てる」という意識がなければ、

それは起こりません。

ゴミが勝手に歩いてごみ箱に行ってくれるわけではないからです。

 

でも、ゴミに対していちいちジャッジをするでしょうか?

「こんなゴミを出しちゃったなんて!」とか

「このゴミは良くないゴミだ!私はなんてダメな奴なんだ!」

とか。。。(苦笑)

 

しないですよね。

 

 

 

(ゼッタイに捕まえる!  …と思わないと捕まえられない)

 

 

ゴミは誰もが持っているし、発生するものです。

生きていれば、ネガティブな感情も不満もストレスもあるし、

それをうまく片付けられずにゴミが溜まることだってあります。

 

ゴミがあること、それが発生することを恐れる必要はなく、

それは「当たり前のこと」なのです。

 

私たちに必要なのは、「発生しないように」ではなく、

発生してしまったものに対してうまく処理できるようになること。

 

それしかありません。

 

処理できずにそのままにしていると、

生体のバランスはどんどん崩れていきます。

 

崩れたバランスのなかで、

それでも私たちはなんとか

「転ばないように」「これ以上崩れないように」

体制を維持しようとします。

そこで出てくるのが「症状」です。

 

私たちは「症状」によってバランスを保っているのです。

 

 

(眠いのも症状デス)

 

 

症状そのものが悪いわけではありません。

 

それは身体面の不調の場合もあれば、

精神や感情面の不調の場合もありますし、

食べ物の好みとして出る場合もあるんです。

 

例えば、

「やたらと甘いものが欲しい」というのも、「症状」です。

 

ところが、
「甘いものが欲しい」という体の声を聴かずに、
「甘いものは良くない」ということをどこかで聞いたことで、
「甘いものは避けなければ」と考えたとします。


でも、

その人の体は今、甘いものを欲することで

なんとか生体のバランスをこれ以上崩れないように保っているのだとしたら、

どうでしょうか…?

 

その人は甘いものを絶ったことで

余計にエネルギーのバランスを崩してしまい、

病気を良くするどころではなくなってしまいます。

 

感覚を無視するということは、

そういうことが起こる可能性があるということなのです。


大事なのは、

「甘いものを欲している状態」になっている

生体のエネルギーそのものを先に整え直すこと。

ホメオパシーができるのはそういうことです。

 

それによってバランスが戻ってきて、

全体の状態が良くなれば、

「その結果として」

極端に甘いものが欲しかった状態からは脱却することができます。

 

バランスが整ったことで、

体は「甘いものが欲しい」という声を出す必要がなくなるからです。

 

受け入れられない状況がある時に

無理やり「こうしなければ」と強いてしまっては、

かえって悪化を招きますが、

生体のエネルギーバランスが整えば症状は必要なくなり、

体に悪いものが欲しくなることもなくなります。

 

だからホメオパシーのケアを続けると

コーヒーの量が減ったり、暴飲暴食が減ったり、

自分を追い詰めるような行動をすることはやめられるようになったりするのです。

 

 

(最初は小鳥のさえずりのように小さい声かもしれないよ)

 


本当の意味での改善は、

まず

「今の自分のありのままを受け入れること」

から始まります。

 

よかれと思ってやっていたことが、

実際にはそうではなかった、

ということを認めるのは辛いことかもしれません。

 

でも、

自分にとって良いこと、合うことは、

人それぞれ違うし、

一つの出来事に対してどう感じるかも、

人それぞれ違うのです。

 

そこには「正解」はありません。

 

 

とにかく、ただ聴いてみましょう。

 

頭で考えていても、聴こえるようにはなりません。

 

「今日はなんて言っているかな」

「本当は自分はどう感じているのかな」

 

あきらめずに毎日自分に問いかけ続けていきましょう。


体の声は、

ちゃんと誰にでも「聴こえる」ものですよ。
 

 



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