『自分を追い詰めているのは自分である』という事実
(2021年11月 ブログ投稿)
私たちはつい、
体や心が『注意信号』を送ってくれていても、
聞き漏らしてしまったり、
聞こえていないフリをしてしまいます。
特に心の声に耳を傾けない状態にある場合、
身体はその代わりに大きな声(強い症状)を出すことになります。
このブログでも度々書いていますが、
症状の強さ、深刻さは
心の奥からの悲鳴の大きさに比例する
のです。
ところが、
その身体からの声が相当大きくなっていても、
それでも聞く耳を持たない、
自分の行動を変えようとしない、
頑固な人もいます。
(だからこそ身体の色々な病気があるわけですが…)
『それ私かも』
と思える方はまだいいんですが(苦笑)
『私は心の声をちゃんと聞いてる、
聞いてるけど良くならないんだもの』
とか、
『そうはいってもこんなもんでしょ、仕方ないよね』
そんな風に思っている方もいます。
(本当は『そんなもん』ではないのですが)
体に症状があると辛いですよね。
心の症状も辛いはずですが、
つい無視したり我慢してしまうので、
体にはより『早くなんとかしたい』と思うような状況で
痛みや辛さが出るようになっています。
物理的に動けなくなったりもしますよね。
(熱とか、怪我とか)
だからこそ、
出てきた時にはとにかく早く片付けることにばかり意識を向けてしまうのです。
まぁ、当然といえば当然なのですが、、、。
対処の仕方を間違い続け、
『聞いているつもり(つもりなだけ)』
を続けていれば、
やがてはどうにもならないほどに体が悲鳴をあげることになります。
私たちはそれでも(むしろだからこそ)、
とにかく早く消し去ろう、
なんとか今まで通りにやれるようにしよう
としてしまいます。
困ったものですね(苦笑)
(スミマセン、聞いていませんでしたのでこうなりました)
薬を飲む人もいます。
漢方やハーブを飲む人もいます。
ホメオパシーのレメディを求める人もいます。
声が小さいうちはそれで済むかもしれません。
でも薬やレメディが効いたとて、
根本的には同じことを繰り返していたら、
また体が警報を出すようになります。
薬やレメディで収めてしまうことで、
本当の声を聞かないならば、
やがて身体はそれを拒否するようになるのです。
当然のことです。
自分の周りの人や家族や子どもに対して
『私の話を聞いてくれない』
『私を認めてくれない』
と不満を持つことがありますよね。
でも、このような状況があるならば、
あなたは自分の体と心に対して、それと同じことをやっているのです。
そもそも自分の声を自分が聞いていないにも関わらず、
周りに対して
『自分の言うことを聞いてよ』
『なんで聞いてくれないのよ』
と不満を持つのはおかしな話です。
でも、私たちはそんなことばかりしているのです。
ホメオパシーは自然療法だから、
レメディは化学薬品とは違うから安心、
と思うかもしれませんが、
使い方が同じなら、
同じ使い方のまま自分の内側からの声を聞かず、省みないなら、
やっていることは薬で抑え込もうとしているのと同じです。
私は
『無理をし続けられるように』
レメディの提案をしているのではないのです。
「見なければならない問題を見ずに困った症状だけを取り除く」
ことを求めるならば、
ホメオパシーはお勧めしません。
最終的に病気が大きくなってしまう可能性が高いからです。
体が悲鳴をあげていても、
痛い辛いと言いながら
頑なにやめようとしないのはなぜでしょうか?
もし自分の大事なパートナーや子どもが同じように体や心で悲鳴を上げていても、
そのままやめないでいることをよしとして、『仕方がない』ことにするのでしょうか。
そんなことはないはずです。
つまりこれは、
自分を軽々しく扱っているということ。
心の声を無視し、
どうにかこうにかして
『現実を思い通りに動かしたい』
というエゴが自分を追い詰めているのです。
なぜ私の言うことを聞いてくれないの?
なぜ私を認めてくれないの?
私の言うとおりにしてよ、どうして私を困らせるの?
身体の痛みをなんとかしたい、
と思っている『自分』はそうに思っているかもしれません。
でも、
実際にはこの訴えは心の奥にいる自分の声です。
つまり、
体に症状を出すことで訴えている自分と、
それを都合の悪いこととして捉えている自分
どちらもお互いに同じことを言い合って、
お互いに『聞いてくれない』と言っているのです。
『同じことを言い合っている』
ここに気づかなければなりません。
内側でも、外側でも。
押してだめなら引いてみな。
一回、
先に受け入れてみたらどうでしょうか。
『あなたが私の言うことを聞いてくれたら私も聞いてあげる』
ではなく。
Pay Forward です。
譲れないなら、
その『譲りたくない』というエゴが問題であることと
向き合うしかありません。
薬だろうとレメディだろうと、その意識を変えなければ、
うまく効いてはくれないのです。
(アタシの話を先に聞きなさいよ!!)
世界はあなたが
心の奥で思っている通りになっている
ということを本当に理解した時、
目の前に広がる世界はあなた自身が設定したマトリックスであった、
と腑に落ちます。
痛くて辛くて苦しい自分をずっと抱えているなら、
自分という存在はそうしているものなのだ、
世界とはそういうものなのだ
と、
どこかで思い込んでしまっているのです。
そこに気づけば、変えられます。
変えるべきところがどこなのかがわかるからです。
『自分はこの世界を
どんな世界だと思い込んでしまっているのか』
に、気づく必要があります。
あなたは、
この世界はどんなところだと思っているのでしょうか?
(イメージとして)
戦場のようなところ
闘って、勝たなければならないところ
がんばっても勝てないところ
主張をしようとするとかならず敵がやってくるところ
自分のやりたいことには必ず邪魔が入ってできないところ
常に闘わないといけないところ
常に苦しまないといけないところ
誰かを助けないといけないところ
辛くても辛いと言ってはいけないところ
我慢していないといけないところ
周りに認めてもらえなければ自分に価値はないところ
親の意向に沿わないといけないところ
楽しいより苦しいが多いところ
人生は辛くて、
常に困難を乗り越えなければならないところ
・
・
・
などなど
そんな想いが根底にあれば、あなたの世界は『そのように』なる。
自分自身が、自分を苦しめる『設定』をしているのです。
宇宙のエネルギーは、『オーダー』に忠実なので、
そのようになってしまいます。
それが「今」です。
ほとんどの場合、
その思い込み(オーダー)は認識すらできていません。
気づいているようで気づいていないのです。
認識すらしていないその思い込みが、私たちの世界を構築しています。
むりやり現実を変えようともがくのは、『結果』をこね回しているのと同じ。
結果は結果ですから、
どんなにいじろうとしても変わらないのに、
それをやめようとしないでそこにこだわり続けるから
どんどん辛くなり、苦しくなり、
『なぜうまくいかないの』
となるのです。
『このような世界設定はもう終わりにして、違う設定にします』
スタートを変えれば、おのずと『結果』は変わるのです。
ポイントは、
本気で『そうしよう』と思えるかどうか。
目の前に扉があっても、押さなければ開きません。
押してないのに
『開かない、開いてくれない』
と言っていませんか?
押したら開きます。
押してないなら開きません。
(当然)
誰かが開けて、無理やり引っ張っていってくれるわけではないのです。
扉を押す勇気を出しましょう。
『自分を追い詰めているのは自分』
であることに気づいてください。
それはもう、終わりにしていい、
と、
自分を許してあげてください。
(脱出します!!)