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『自分を追い詰めているのは自分である』という事実   |   TOP   |   【本の紹介】『パワーかフォースか』(2)

【本の紹介】『パワーかフォースか』(1)

(2022年1月 ブログ投稿)


(こちらは【弱いアトラクターフィールドから脱出せよ】というタイトルでブログ投稿された記事となります)


私は現在、補完療法セラピストとして活動していますが、

中でも最初に学んだのはキネシオロジーになります。

 

今回は以前からずっと書きたいと思っていた、キネシオロジーについての私の考えと、

このブログのテーマである「健康」と

デーヴィッド・R・ホーキンズ博士の著書『パワーかフォースか』

に記述されている「意識のレベル」との関係性について

お話ししたいと思います。

 

いつも以上に長くなりますので(笑)、2回に分けます。

読みたい人だけ読んでください。

 

 

 

 

私はキネシオロジーの中でも「タッチフォーヘルス」という

経絡バランスを整えることで心身全体のバランスを取り戻すメソッドを学びました。

(キネシオロジーにはいくつかのメソッドがあります)

 

キネシオロジーとは、

カイロプラクティックから生まれた治療システムです。

もともとはAK(アプライドキネシオロジー)という分野で、

専門性が高く、カイロプラクターのみができる療法とされていました。

 

それを一般の人に広めようと簡素化して体系化したのがタッチフォーヘルスの生みの親、

ジョン・シー博士です。

ジョンによってキネシオロジーは世界中に広まりました。

そこからいろいろなキネシオロジーのメソッドが生まれています。

 

 

私がキネシオロジーに出会った当時(2004年ごろ)、

私は自分の病気と息子の病気を抱え、息子を連れて病院を転々とする毎日でした。

 

咳・熱には小児科、中耳炎には耳鼻科、アトピーには皮膚科と、

ぐるぐると回る毎日でしたが、

「どこかが良くなると別のどこかが悪くなる」

ということを延々と繰り返しており、

もぐらたたきのような状態であることにフラストレーションを感じていました。

 

「全体を見てくれるお医者さんはいないのかな?」と、

西洋医学に疑問を感じ始めていたのです。

 

そのような中で知ったキネシオロジーのバランス調整は、

「体はすべてつながっている」という大前提があり、

「そうだよ、そうじゃないと治らないよ」と、

納得できる知識を私に与えてくれました。

 

そして、体のポイントを刺激して調整する方法だけでなく、

メタファーを使って潜在意識から調整する方法も学ぶことができ、

セッションのゴール(目標)に対して、

バランス調整をする前と後でどれくらい数値が変化するのか

ということを調べることもできるようになりました。

 

最初に学んだ療法としてはとても良かったと思っています。

 

息子もだいぶこのメソッドに助けられました。

 

この療法で何ができるのか、

どこまでできるのか、

何が足らないのか

といったことも学んでいくうちにわかるようになり、

そのことがその後のほかの療法を学ぶきっかけとなりました。

 

キネシオロジーはとても便利で使いやすいメソッドです。

筋反射テストのやり方を覚えることで、調べられることがたくさんあります。

 

どの経絡がバランスが取れていて、

どの経絡がバランスが崩れているのか、

アレルギーの原因はどれか、

ストレスの原因がどこにあるのか、

などだけでなく、

 

調整ポイントがどこにあるのかを調べられます。

(例えば、頸椎なのか頭蓋なのか ⇒ 頸椎だとしたら何番なのか、など)

 

実際に体に触れて調べることが基本ですが、

意識を向けるだけでも調べることができますし、

調整をするときにも自分ではなく代理で誰かの調整をすることもできます。

 

応用していくことで、

例えばメッセージカードの中で

どれが今の自分にとって「合っている」ものなのか、なども調べられるため、

オラクルカードなどに応用する人が増えました。

 

これはすべて「筋反射」という脳からくる神経反応を活用しているものです。

私たちの体は脳から運動神経の指令を受けて動いているわけですが、

 

ストレスのない状態であれば脳の指令はうまくいく 

 ⇒筋反射は強くなる、押しても腕は落ちない(ON)

 

ストレスがある状態だと脳の指令がうまくいかない 

 ⇒筋反射は弱くなる、押すと腕は落ちる(OFF)

 

ということが起こります。

 

これを応用させると、

「真実」はON、「真実でない」はOFF、

ということを調べることができます。

(それが自分にとってなのか、人類にとってなのか、ということも、

意図することによって調べることができます)

 

こういったキネシオロジーの性質により、

人類の意識のレベルについて研究したのがホーキンズ博士です。

ホーキンズ博士は様々な意識レベルを調べ、研究されました。

 

 世界的に著名な人、マスターと呼ばれる人たちの意識レベル

 人類の集合意識のレベル

 それぞれの国の社会的な意識レベル

 時代ごとの意識レベル

 著名な本、教典などの意識レベル

                  などなど

 

『パワーかフォースか』は、

私がキネシオロジーの勉強を始めたころに邦訳が出版されていたため、

当時から大きな話題になっていました。

 

しかしこの本はキネシオロジーについて書かれた本というよりも、

キネシオロジーを活用して意識について研究した

『意識と波動についての記述』の本です。

 

当時の私には熟読する余裕がなく、

なんとなく目を通しただけで終わってしまっていましたが、

今回改めて読み直したことで、

非常に洗練されたハイレベルな内容であることがよくわかりました。

 

注目するべきは、

「筋反射で自分の意識レベルが調べられるんだってよ~

アタシってどこのレベルにいるのかしら??ラブ

ということではありません。

 

人類が抱える意識について、

 各レベルにおいてはどのような状態になるのか、

 どのような感情に囚われているのか、

 どうやったら上昇していけるのか、

 どうやったら人類の意識レベルはもっと高いレベルに移行できるのか

 

非常に真実性の高い内容が書かれているということに注目しなければなりません。

これは究極のスピリチュアル理論ともいえると思います。

 

一言で言ってしまえば、

意識のレベルが上がれば病気も戦争も不条理な世の中もなくなる

ということだからです。

 

私たちを構成するベースとなっている意識そのものが高ければ、

そもそも悪いことやネガティブなことを考えることなんてなく、

争おうとする意識そのものがなく、嫉妬も比較もない、

ただ自分自身と周りの人へのお互いの愛があるだけの世界になります。

 

そうであれば病気も戦争もおかしなルールもなくなるのです。

 

 

(おかしなルール、早くなくなってほしいよね~)

 

 

 

 

【キネシオロジーの信ぴょう性】

『パワーかフォースか』に書いてあることとは裏腹に、

当時私が見ていた現実では、筋反射によってエゴが増大しているケースであふれていました。

 

筋反射の信ぴょう性は、

「テストをする人、される人、それぞれのエゴによって左右されている」

という現実を見ていたからです。

 

単なる経絡バランスのON、OFFを調べるテストでさえも、それは起きていました。

そこすらも自分の意地でコントロールしたいという人は、実際にはたくさんいるのです。

 

だからこそ、学んだ当初に繰り返し言われたことは

「テストをするときには、コンピューターのマウスのようになりなさい」

ということでした。

 

テストをする側が「これはONだろう」とか「OFFだろう」という意識があれば、

結果がそれに左右されるし、コントロールできてしまうからです。

 

無になってただ押すだけ。

 

それができないとキネシオロジストになれないよと言われましたが、

実際にはそういうことが高い確率で起きていることを目の当たりにしていたのです。

 

でも、『パワーかフォースか』をきちんと読むと、その謎が解明できます。

 

「筋反射テストでは真実がわかるし、誰がやっても同じ結果になる」

と書いてある一方で、

「そもそも意識レベルが低いとそういったテストで真実は得られない」

ときちんと書いてあるのです。

 

 

「こうがいいな」 「きっとこうだ」

というのは、

意識レベルの低いフィールドに存在しているエゴです。

 

私たちはついそこに囚われてしまいがちで、

『パワーかフォースか』のような本をせっかく手にしても、

つい「私やあの人の意識レベルはいくつかな」というようなことにばかり注目してしまいます。

 

その意識のレベルでいる状態では、

自分で筋反射テストを行ったところで真実は得られない、ということではないかと思われます。

 

「こんなの怪しい」と思う人はまず、そこを理解する必要があります。

 

そうやって結果をエゴで左右するレベルの境界線は「200」と書かれています。

200以下の状態だと、そもそも真実を見極めるテストをする媒体にはなれない、ということです。

 

 

【筋反射テストをするときの注意点】

せっかくなので筋反射テストをする際の注意点をご紹介します。

 

筋反射テストをするときには、

少なくとも以下のことに注意する必要があります。

 

①水を飲む

  水分が足りているかどうかをチェックできるとなお良いでしょう。

  髪の毛を少しだけチョンチョンと引っ張り、そのあと筋反射テストをします。

  OFFになった時には水分が足りていません。お水を飲んで再度チェック。

 

②スイッチングをチェックする

 スイッチングとは、結果が逆になってしまうことです。

 ONになるべき結果がOFF,OFFになるべき結果がONになってしまうこと。

 ストレスの多い状況だと起きやすくなります。

 スイッチングが起きている場合にはそれをまず解消しなければ正しい結果が得られません。

 いくつかの方法がありますが、

 「クロスクロールをする」

 「片方の手でおへそのあたり抑えながら、もう片方の手の指で鎖骨下のくぼみをゴシゴシする」

 などが簡単でおすすめです。

 

③意図を明確にする

 何に対して調べようとしているのか、

 筋反射のON、OFFで答えがわかるような問いをしっかりと意識すること。

 これが曖昧だと、答えは曖昧なものにしかなりません。

 

④結果を予測したりせず、ニュートラルになる

 エゴを捨て、コンピューターのマウスになったように、「ただやる」ということを意識しましょう。

 

 

 

ちなみに私は、

ホメオパシーのレメディを選ぶのに筋反射を使うことについては、ほとんどの方に勧めていません。

その理由はここに書いた通りです。

 

しっかりとした意図を持ち、問題を明確にし、

筋反射に対してニュートラルな意識を持てなければ、正しい答えは得られません。

私たちの波動は一瞬一瞬で微妙に変化しており、

何を考えているか、何を思い浮かべているかだけでも筋反射の結果は変わってしまうからです。

 

しかも、ホメオパシーのレメディは3000以上あるといわれており、

通常私たちホメオパスが念頭に置いているものだけでも120~150近くあります。

セルフケアキットの中に自分が今摂るべきレメディがあるのかどうかはわかりません。

さらには

「何に対してレメディを摂るのか」「今何が問題なのか」

ということを明確にできていない状態では、筋反射で答えは出ないのです。

 

もし筋反射でレメディを選びたいのであれば、

少なくともまず2~3種類にまで絞り、

「何に対して」必要なものを選びたいのかという意図を明確にする必要があります。

 

しかし、

『パワーかフォースか』に書かれている意識レベルで200以下の状態であれば、

これをクリアすることはできないでしょう。

 

レメディに限らず、何かを安易に筋反射で選ぶことに対しては、

私は注意を呼びかけたいと思います。

 

やるならば、まず自分の状態と意識を上げておくことです。

 

意識が上がれば、エゴが遠のき、

逆に何でもかんでも筋反射で答えを出そうとは思わなくなるでしょう。

 

 

 

(次回へ続く)

 

 

 

 

参照図書:

『タッチforヘルス健康法 ―キネシオロジーによる心身バランス健康法』 

ジョン・F. シー (著) , 石丸 裕高 (翻訳)

市民出版社

 

 

『パワーかフォースか』改訂版  


著者/ デヴィッド・ R・ホーキンズ

訳者/ エハン・デラヴィ、 愛知 ソニア

株式会社ナチュラルスピリット

 

 

翻訳者である愛知ソニアさんとエハン・デラヴィさんのサイト

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