ワクチンは『勧奨接種』である
(2018年10月22日 ブログ掲載)
先日、やまびこ小児科クリニックの横地真樹先生によるワクチン講座に参加しました。
以前から横地先生のFacebookの投稿などを拝見しており、とても信頼のできる先生だなと感じていたのですが、
お母さん向けのワクチン講座を開催されていると知り、
お子さんのいるクライアントさんにも情報をシェアできると思い、参加してみることにしたのです。
(私は自分自身で実際に確かめて、「信頼できる」と判断したものしか、
クライアントさんにはお勧めしていません)
一言で言えば、とても良い講座でした。
横地先生はワクチンに対して薦めることも、否定的なことも、どちらも言いません。
とても中立的な講座でした。
ただ事実や現状をお話してくれて、
各ワクチンについても要点をしっかり説明してくれて、
そして判断材料を示してくれます。
それがお母さんたちのためにまず必要なことだと、横地先生はよくご理解されていらっしゃるのだと思います。
希望者には講座を受講した「受講証書」も発行してくれます。
健診などの際に、「ワクチンについて勉強して、小児科医と相談している」ということをわかってもらえる材料になります。
ワクチンを推奨する人も、否定的な人も、どちらも「子どもの健康のことを一生懸命考えている」ことには変わりはない。
だからこそ、自分なりに良く考え、その考え方を大事にする。
そしてそれを他の人には押し付けないことが大事。
そういったこともお話ししてくれる講座でした。
横地先生のお人柄が溢れる温かい講座でした。
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子どもが生まれたら必ず直面するのがワクチンの問題です。
「打つのが当たり前」であるかのように病院や健診では案内をされますが、
ワクチン接種は法律上「勧奨接種」であり、
打つのも打たないのも、その結果もすべて「親の責任」に委ねられています。
(つまり、ワクチンを強制的に受けさせようとするのは「法律違反」です)
「勧奨接種」とは、
もしもワクチン接種により大きな副作用が起きて重篤な状態になったとしても、
行政は何も責任を取りませんよ、ということです。
ところが、そういうことが前提のものなのだと理解していないお母さんが多いです。
病院や健診ではワクチンのメリットばかりが全面的に謳われ、
「打つのが当たり前」という感じで話されるのですから、
仕方がないと言えば仕方がないのかもしれません。
でもそれをそのまま鵜呑みにするのは、私たちの「勉強不足」であるとも言えます。
(私もかつてはそうでした)
行政から送られてくるお手紙を見ても、一体本当に必要なものなのかどうかがよくわからないまま、
膨大なワクチンのスケジュールに面食らってしまい、
「早く接種しなければ」という思いばかりが先行しがちなのです。
そして保健婦さんや病院には、「接種を勧める努力義務」というのがあります。
「打ちましょう」と勧めるのが彼らの「仕事」なのです。
そして当然ですがワクチンは良いものだと信じている人たちなわけです。
だから当然と言えば当然です。
でも、実際にはワクチンによって重篤な副反応が出た例や、死亡例もあるのが事実なのです。
「それはわずかな例だから」ということで、接種して病気を予防する方を取るのか、
やめておくのかは、リスクヘッジであり、どちらにしても親の責任なのです。
子どもが生まれれば、育児について誰もが学ぶわけですが、
ワクチンについても同様に、親の責任としてまず学ばなければならないものだと思います。
「行政からお手紙が来たからやった」というだけでは、
万が一何か起きた時に後悔のしようもありませんよね。
そういうことになった場合には、いくら「お手紙が来たから」と言ったところで、
「勧奨接種だから親の責任です」と言われてしまうのですから。
それをよくわかった上で接種を選択しないといけないのです。
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ここで私自身の経験を少しお話しますと、
子どもが小さかった当時は、まだ本当に何も知らず、何も考えずにそのまま打たせてしまっていました。
お腹にいる時から肺炎や溶連菌感染症に感染しており、
出生後しばらくはNICUで命の危険があり、
1歳過ぎまでは定期的に検査にも通っていた息子が、
ワクチンを打つことでどのような影響があるかということも、
私は全く無知のまま、考えていませんでした。
もちろん、病院ではそういうことを教えてくれません。
その影響は実際の反応を見て学んだのですが、
ワクチンを打つとその数日~1,2週間後にはよく高熱を出していました。
病院では特に副反応とは言われないのですが、正直なこと言うと「副反応なんじゃないかな」と思ってはいました。
ワクチンだけでなく、抗生剤などの薬も頻繁に飲んでいた状態だったため、
何がどう影響したかははっきりとは言えません。
でも、ワクチンを打つとその後に熱を出したことが何度もあった、ということは事実です。
今回はこれ以上の息子についての詳しい話は割愛しますが、
高熱を出すくらいで済んでいたので良かったものの、
もっと強い反応が出て重篤な状態になる危険性もあったということなのです。
この点については、当時にもっと考えるべきだったと思います。
そして当時の私は「勧奨接種」であるということを理解していませんでした。
行政からお手紙が来るので「受けるもの」だと思ってしまっていたのです。
勧奨接種ということを良く理解していたら、
身体の弱い息子に慌てて何種類も受けさせることはしなかったように思います。
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ワクチンは「毒」、しかも「劇薬」指定の物質です。
単にその病原菌を弱めたものだけが入っているわけではなく、
水銀や動物の細胞なども含まれているものです。
「病気の免疫をつける」という目的だとして、
それが本当に有効なのだとしても、
毒を一度に何種類も、しかも生後間もない赤ちゃんのうちから打ちまくることに対しては、
それが一体どういうことなのか、
本当にこんなスケジュールで体に負担をかけることが必要なのか、
よくよく考えないといけないと思います。
受けるにしても、受けないにしても、です。
ワクチンがきっかけで別の病気にかかった例は実際にたくさんあります。
そして日本ではもう発症例がないような病気のワクチンもあります。
効果がはっきりしていないワクチンもあります。
(ちなみにインフルエンザワクチンは数年前に、WHOも「効果がない」と認めています)
そして同時に何種類も摂取することに関しては、実際にはほとんど治験のデータがないのです。
でも、時にはそれを「大丈夫」と勧められてしまいます。
この事実だけを見ても、まずは良く勉強してみることから始めて、
慎重に検討してからでも遅くはないのです。
勧奨されている期間はそれなりに長く設けられています。
1歳までに慌ててやらなくても良いのですし、
勧奨期間が終わってからでも、お金はかかりますが希望すればいつでも接種できるのです。
そして実際に病気にかかった場合には、一生免疫がつきますが、
ワクチンはそうではありません。
命の危険にさらされるような病気でないのならば、自然にかかって付いた免疫の方が、
長い人生で見れば良いものであるということも言えます。
でも、もしわが子が副反応で重篤な状態になったとしても誰も責任を取ってはくれませんし、
元気に戻る保証もないのです。
ある程度大きくなってから接種する方が、副反応のリスクは減らせます。
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個人的には、子どもが小さい頃から不思議に思っていた点があります。
(まだ当時は何も学んでいませんでした)
ワクチンは病気を防ぐものだったり、
罹った時に重篤になることを防ぐと言われているわけですが、
体の丈夫な子はかかったとしても乗り越える力もあるでしょうから、
そもそもワクチンを打たずに病気にかかっても、
そんなに大きな問題にはならないのではないかと思うのです。
つまり、
体の弱い子の方がワクチンを打って病気を予防した方が良いのではないかなと思うのですが、
体の弱い子、アレルギーの強い子であるほど、そもそもワクチンが打てない。
病院でも「(副反応が出る可能性が高いので)やめておきましょう」と言われることになります。
なんだか矛盾しているなと感じる一方で、
つまり、ワクチンというのはそれだけ「危険」なものでもある、ということなのではないか、
ということを感じていました。
まだ何も学んでいなかった当時の、個人的な感想です。
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この問題が難しいなと思うのは、
ワクチンを推奨する側も、慎重になる側も、
どちらも一生懸命「子どものため」を思っている、ということなのです。
ぶつかり合うとお互いの意見を責めることになりかねませんが、
お互いに責め立て合っても良いことは何もありません。
でも、親の責任に委ねられている以上、学び、考えなければなりません。
そして考えた結果は、その人それぞれのものとして尊重することが大事だと思います。
なぜなら、「親の責任」に委ねられているものだからです。
そしてこれは「勧奨接種」であり、リスクヘッジです。
ですので、「学んでよく考えましょう」というお話をさせていただいています。
学んでよく考えて選択する、ということそのものが、
親に課せられた責任なのではないかと感じています。
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最後にワクチンについて検討する参考となる書籍をご紹介しておきます。
「ワクチンは良いものだ」という意見は自然に入ってきますので、
ここではどちらかというとワクチンに慎重な意見の書籍です。
「どちらの見解も学んで、自分なりに答えを出しましょう」
というのが、私の意見です。
『新・予防接種に行く前に』
ジャパンシマニスト社
『ワクチンの罠』
船瀬俊介著 イースト・ブレス
『間違いだらけの予防接種』
予防接種情報センター 藤井俊介著 きいろ社
『薬のチェックは命のチェック No.52・53 特集 ワクチンのことをもっと知ろう!』
NPOJIP 出版
この他にも色々と書籍はあります。
皆さんご自身で、学んで、考えてください。