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原因を見ないでいると、どんどん悪化する

(2018年9月13日 ブログ掲載)



病気になった時、
「自分は何故こんな風になってしまったのだろう」
と思う場合があります。

特に病気を発症するような出来事、要因があったわけではない、と感じている人に多いかもしれません。

ストレスを溜め込んでいることに無頓着で、
自分がストレスを感じていることにほとんど気づかない、という人もいます。

体調不良やひどい湿疹などがあって、
お話を聞いているとかなりストレスフルなのにも関わらず、


「自分にはストレスがそんなにあるようには感じません」


と言われたりします。

でも、だからこそ、体が訴えているのです。

ほとんどの場合、
感情的なストレスを溜め込んでいた中で、何かのきっかけで最後の一滴が加わり、
「溢れたようになって」病気が発症する
のです。

自分の感情や受けているストレスに無頓着な人ほど、重い病気になりやすいと言えます。

気づかない分、よりたくさん溜め込むことになるからです。

そして原因を見ないでいれば、どんどん悪化していきます。


その「悪化」は、目に見える場合と見えない場合があります。
見えない悪化が見えてきた時、
もはやそう簡単に解決できるものではなくなっている、ということです。


人は平等にできてはいません。
背の高さ、体重、体型に始まり、性格も含め、皆それぞれ違います。
同じ人などいないのです。

だから健康も同じです。
健康のレベルは人それぞれ。
生まれた時も、今も。
スタート地点も経過も違います。
ストレスへの耐性も違うのです。

アレルギーを例にすればわかりやすいかもしれません。
小麦を1gでも食べたらアレルギー症状を起こす人もいれば、
10gでアレルギー症状を出す人もいます。

もちろん、いくら食べても全く問題ない人もいます。

その人たちを同列で語ることはできません。
同じレベルでものを語ろうとすること自体に間違いがありますが、
何故か同列でしか考えられない、理解のない方もいて、

病気がなかなか良くならない人に心ない言葉を投げてくる場合があります。


一人ひとり、耐性や対処能力が違うのですから、
良くなるスピードも違うし、
「大丈夫な人がいるんだから問題ない」
なんてことにはならないわけです。

心理的なストレスも同じです。
ストレスに弱い人は、すぐにどこか具合が悪くなる傾向にあります。
もし、ストレスに気づけるだけの精神的な健康度があれば、

うまくリリースできる可能性が高くなり、長引かずに解決できるでしょう。

一方、
耐えられる力を持っている人は、溜め込んでしまいます。
たくさん溜め込むことができてしまったからこそ、溢れた時に重い症状が出るわけです。
体が弱いから重い症状が出る、ということとは限らないのです。

(詳しく話すと「強い症状」と「重い(重篤な)症状」は別のものなのですが、今回は割愛し、「重い」としています)


むしろ生体そのものに強さがあるから、それだけ溜め込んでしまう(溜め込めてしまう)、という部分があります。

つまり、耐えられるのが良いとは言えないのです。

先ほども書いたように、
受けているストレスに気づくだけの精神力がない場合も溜め込んでしまうことになります。

どこかで「その原因を見たくない」という意識があればなおさらです。

でも見ないでいればいるほど、溜め込むことになりますし、
溜め込むことができてしまうと、「噴出」するまでに時間がかかります。

ようやく「噴出」した時にはすごく溜まっていたものが出てくるわけですから、かなり重い症状になってしまうのです。

「もう我慢できない!!」
という状況です。



私たちは、
「病気を治したい」という想いとは裏腹に、
その原因についてはなるべく見たくないのです。


だから「困った部分」だけをすぐに消してくれるものが流行るわけです。

薬でもハーブでも何でも、それは同じです。
でもそれは、応急処置、対処療法です。

本当に困った時にはそれも仕方のないことなのですが、
それだけで終わりにするのではなく、

「何故自分はこのような形で溜め込んだのか」
「自分にはどんなストレスがあるのか」


を見て、理解していくことが大事です。

心の健康、
体と心の関係、
そして心に抱えた病気の原因を解放していく術を知りましょう。


基本的知識があるのとないのとでは、
自分や世界を見る目が全く変わってきます。


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