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健康レベルを知ろう~熱を出す人、出さない人の違い~(2022年版)   |   TOP   |  

子どもが発熱した時

(2023年 1月 ブログ投稿)


さて、年末年始でございましたね。
風邪が流行っております(笑)
(あえて総称して「風邪」と言わせていただきます)


私は一定量のクライアントさんを抱えていますので、
体調を崩した方からは連絡が入りますから、
「流行ってきた」のはすぐにわかります。

何がどう流行っているのかも、
今流行っているのがどういう感じのものなのかも、

体感でわかります。

つまり「事実」が目の前にあるので、
「ニュース」と「現実」は別であることが多いことも良く知っています。

そんなことも踏まえた上で、

今回は「子どもの発熱」についてお話しようと思います。
大人の発熱にも応用できるお話ですので、

大人の方もぜひ参考になさってください。



(風邪を引いたら寝てるといいよね)



子どもが風邪を引いたり、

熱を出すとお母さんは心配しますよね。
当然なのですが、

その心配によって引き起こす行動が本当に
「子どものためになっているかどうか」
については、よく考えなければなりません。

まず、

風邪を引いたり熱を出すことは、

決して悪いことではありません。


むしろ良いこと、と考えてほしいのです。


私たちは日々毒素をため込んでいるので、
時々風邪を引いたり熱を出して排出できると、

とても効率よく体のデトックスができます。

うまく毒素を排出できないままでいると、

ため込んだ毒素が結果として何らかの病気を引き起こすことになります。

そのため、発熱によってデトックスできることは

むしろ「ラッキー」なことであり、

体の健康にはとても良いことであると言えます。

でも、ほとんどの人は

熱を出すとすぐに下げようとしてしまいます。

理由はいろいろありますよね。

 面倒だから
 しんどいから
 (子どもなら、しんどそうにしていてかわいそうだから)

 仕事を休まないといけないから
 予定を変えないといけないから

  

  ・

  ・

 他にもいろいろ
(それをダメだと言っているわけではありません)

 


一番の問題は、
「熱は体に良くない、直ぐに下げなければならないものだ」
と思っていることです。

「熱は体に良くない」と思っているならば、

熱を出している状態は不安でしかありませんよね。

当然です。

多くの人はそういう刷り込みを持っているため、
子どもが熱を出したら、

まずはできるだけ早く下げることを考えてしまうのです。

とにかく「不安」だからです。

お母さんにとっては、

子どものことはなんでも不安につながります。


熱が出たら不安、
咳が出たら不安、
鼻水が出たら不安、

お腹を下したら不安、です(苦笑)

実際には、
子どもの病気に対する一番の問題は
「お母さんの不安」なのです。


通常の熱は、

ピークから24時間くらいすると下がっていきます。

どんなに高い熱が出ても2~3日すれば自然に下がります。
(そこにホメオパシーのレメディがあれば、よりスムーズに体が治癒へと向かってくれます)

特に健康な生体であるほど、

発熱時にはガ~っと一気に熱が上がり、

しばらくするとサ~ッと下がります。

 

生体が弱い場合には高い熱が出せないし、グズグズと長引きます。

 

いずれにしても、熱を出したとしてもほとんどの場合は慌てることはなく、

生体のプロセスを信じて様子を見ていればいいのですが…、

お母さんがそのことを知らないので、

不安になってパニックになってしまうのが、一番の問題です。

私のクライアントさんは皆さんご存じですが、
「熱を出しました」と連絡が来ると、
私がよく「あら、よかったわねぇ~(笑)」と言うので、最初はびっくりされます。

でも慣れてくると、クライアントさんの方が
「熱出しちゃいました~(笑)」

と笑って連絡してくるようになり、
慌てずに様子を見られるようになります。




(まぁ、慌てないで、寝て過ごそう)

 



さて。
子どもは時々熱を出すもの、です。

(この考え方が大事です)


発熱によって免疫機能が活性化され、

病気にも対抗できる強さが獲得されます。
簡単に言うと、健康レベルが上がり、生体の能力が上がってゆきます。


子どもは定期的に熱を出すことで成長が促進されているのです。

熱によって体の中の不要なものを一気に燃やすことができるので、

毒素の排出、つまり「お掃除」になり、

熱で生体内が活性化されて今までとは違う「スイッチ」が入るので、成長が促進されるのです。

ですから、

時々熱を出してくれるのは、一石何鳥にもなる、とても良いことなのです。


特に高熱(子どもは39度以上)を出すことができるのは、

健康な証拠ですから、

高熱が出たなら、「健康に育っていっている証拠」だと捉えられるようになってほしいと思います。
健康レベルの記事を参照のこと)


子育て中の親御さんであれば、


大人になった時に、できるだけ健康で、

病気にかからずに元気に過ごせるように育ってほしい

そう思うものではないでしょうか。

そうであれば、

発熱はそこに向かうための必須アイテムでもあるのですが、
 

つい、

「できるだけ熱を出さないでほしい」
「熱が出たら早く下げなければ」


と考えてしまいます。

もちろん、心配だし、看病も大変だし、

仕事を休まないといけないし…、
と、現実として色々と困ったことはありますから、

当然かもしれません。

でも、

今のその「ちょっと面倒な状況」と、
「健康に育ってくれること」を天秤にかけるとしたら、
あなたはどちらを取りますか…?


私が言いたいのは、そういうことなのです。


薬が絶対にダメだと言っているわけではありません。
時と場合によっては必要です。


でも薬は毒でもありますから、
「必要な時」を見極められるようになることも、

親としては大切なことだと思います。


できるだけ健康で元気に育ってほしいのであれば、
親が病気や健康についての知識を持つことはとても大事なことです。

私の息子は幼少期、毎月のように高熱を出していました。
その度に病院で出されるままに薬を飲ませた結果、

彼は薬が効かなくなり、体に変調をきたしました。

そこから補完医療を学び始めましたが、
息子が良くなるには10年以上かかりました。

息子はお腹にいる時から問題があったので、

これだけ時間が必要だったこともありますが、

むやみに薬を飲んでしまって生体が弱ってしまったり、
それが喘息やアレルギーの原因になってしまうというケースはたくさんあるのです。


そういう子が少しでも減ってくれるといいなと思っています。



(寝る子は育つニャ)

 

 

【熱を出した時の考え方】

以下に熱を出した時の考え方を箇条書きにしました。

ホメオパシーでケアするしないにかかわらず、
この考え方を知っていることは大事ですし、役に立ちます。
参考にしていただけたらと思います。

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◆37,5℃以上で発熱、39度以上が高熱と考える

(大人は38,5℃以上)
 38度台の熱はできるだけ何もしない方が良い


◆39度を超えても、顔が赤いうちは心配はいらない
 熱が高くなくても、顔が青くてぐったりしている、
 激しい嘔吐をするなどがあれば、病院へ



◆熱性けいれん

痙攣を起こす子は39度になる前に痙攣を起こしたことがあるはずなので、

その子は別の対応が必要(専門家に相談してください)

 解熱剤はかえってよくない
 熱が上がる時に痙攣をおこすため、無理に下げてしまうと痙攣を誘発する恐れがあるので注意


※熱性けいれんは、 普段からホメオパシーで適切にケアをしていくことで、

 結果として熱を出しても痙攣を起こさなくなったケースはたくさんあります。

(生体がうまく機能するようになるからです)



◆脳炎について

脳炎が心配ならば、まっすぐ寝かせて両足を持ち上げてみること。
 持ち上げた時に子どもが首を痛がって泣く場合には、脳炎の恐れあり。

 滝のように吐く場合も注意。

(通常の吐き方とは明らかに違うので、お母さんならわかります)
 こういう場合は救急病院へ。



◆熱性けいれんがない場合は、

40度が何日も続くような状況でない限り、熱としては心配はいらない
 普通の発熱は、39度以上出ていたとしても、2~3日すれば下がってくる

 下がらないならば、生体の中で普通の風邪とは違うことが起きているか、

 慢性病が関係しているので、対処が必要



◆薬 

 薬は早いうちから飲ませると生体の動きを阻害するので注意

 解熱剤を使うと一旦は熱は下がるが、体の中で熱が必要ならば再び上がるので、

 かえって体力を消耗することになる
 体が弱ってしまうので必要な熱を出すことができなくなり、風邪が長引くことになる
 
 抗生剤は体の中の必要な菌まで殺してしまうので、

 むやみに飲ませると生体を弱めてしまうことも念頭に置く


◆治るプロセスがあることを忘れずに
 熱が下がってきたら鼻水や咳が出て、

 頭痛が起きたり下痢が起きたり、機嫌が悪くなったりしながら

 段々と元の体調に戻っていくものであることを覚えておく

 ※特に赤ちゃんは、風邪が治ってきた時にぐずります。
 「ぐずるエネルギーが出てきた」からです。
 大人だって、治りかけはまだ体力はないし食欲もないしで、

 機嫌も悪くなりますよね。子どもも同じ。
 そういうプロセスがあることを念頭に置き、

「見守れる」強さを身につけること。


◆熱が下がってもすぐに活動しないこと

 熱が下がって、症状があらかた落ち着いてから2~3日はゆっくり休ませること。

 生体内では発熱をしている間は「戦争」をしていたようなものです。

 それが終わってようやく「片づけ」が始まります。

 一生懸命後処理をしているのに通常モードに戻して動いてしまうと、ぶり返すことになります。
 ぶり返したくなかったら、少なくとも「あと1日」休みましょう。




 熱が下がってから、生体はようやく「休憩」できる、

 ということを覚えておきましょう。

 

 

(忘れたらアカンで)

 

 

 


もう一つ、

「感染症」についても大事なことをお伝えしておきたいと思います。


風邪も感染症、インフルエンザも感染症ですよね。
他にも冬になればノロウイルス、嘔吐下痢症、色々あります。

こういうものは、季節になればどこにでもウイルスはいて、

誰でも日常的に触れています。

だからといって、全員が発症するわけではありません。
ウイルスを持っていても発症しない人もいます。
発症しても症状が軽く、直ぐに治ってしまう人もいます。

症状があっても検査をしても反応が出ない人もいます。
症状がなくても検査をすると反応が出る人もいます。


なぜならば、
検査はあくまでも「参考」であり、

病気の診断を確定するものではないからですし、

性能としても「万能ではありません」。

同じ家族でも陰性だったり陽性だったり、

それでも症状は同じようなものだったりしますよね。
そうであればその時点で「検査にはさほど意味がない」ことがわかります。

検査結果がどうであろうと、

症状が重ければそれは問題だし、軽いならば問題はありません。
症状が軽いなら心配する必要はありません。

生体が自分の力で対処できているということだからです。

対処が必要かどうかは検査結果によってではなく、

症状がどうであるかなのです。

陰性であっても症状が重いなら対処をしなければなりません。

「他人にうつす」「うつされる」ことを過剰に心配する人が多いですが、

ウィルスはどこにでもあり、生きていればどこかしらで触れるものですし、

発症するかどうかはその人の生体の健康状態によるのです。

 

だからと言ってかかった人に「自分が悪いんだ」と言うのは違いますよ。

そういうことを言っているのではありません。

 

誰でも病気になることはあるわけなので、

かかった人を労わること、休ませてあげることが大事なのです。

そういう優しい世の中にしたいですよね。

 

でも、予防としては普通の風邪の予防で十分です。

それ以上やってもかかるときにはかかります。


だからこそ、

自分の生体を強くしておくこと以外に、対処法はありません。


感染症というのは、そういうもの。
昔からそうです。
それは「今の時代」でも変わりありません。

そして以前は症状がさほど重くない人にまで、

わざわざ検査をするようなことはなかったのです。
生体が自分で対処できているならばそれで問題はないはずだからです。

もしも、

「無症状で、ある日突然ぽっくり逝く」病気が本当に流行っていて、

周りでバタバタと人が死んでいるならば、検査をして一喜一憂しなければなりませんし、

「うつす」ことを過剰に心配しなければならないかもしれません。

 

でも、今、そんな現実はどこにもありません

心配が増えてしまうなら、まず「テレビを消しましょう」。
本当にそういうことが起きている時は、

ニュースになる前に既に自分の周りでそういうことが起こっているものです。


「目の前の現実で起きていること」を事実として捉えましょう。

一旦、テレビでもネットでもニュースを見るのをやめて、

自分の目の前の世界を冷静に見つめてみてください。


私たちは

「冷静に、頭を働かせて考える」

ことが求められているだけなのです。


(よく考えよう)

 

 そして最後に。

ホメオパシーをセルフケアでやっている方へ忠告です。

もちろん、ホメオパシーで対処できれば、

薬を使うことなくスムーズに生体の動きを助けることができます。
熱を出す前と比べて生体は強くなり、成長が促進されることになります。

しかし、発熱時や急性症状の対処にはスキルが必要です。
うまく対処するには「やり方」があり、

専門的な知識が必要なので、
セルフケアでは限界があることを忘れないでください。


セルフケアでやる方は「無理をしない」ことが大事です。

うまくできない時にはためらわずに病院へ行って、病院で指示された対処をしましょうね。




 

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