言葉はエネルギー
(2020年1月 ブログ投稿)
「なぜ私の話は伝わらないのか…」
一生懸命伝えているはずなのに、
相手には全然伝わらない、
ということがあります。
さて、それは何故なのでしょうか。
「言うことを聞いてもらえない」
という事実があるならば、
そこで起きている現実は、
「聞いてもらえるようには言っていない」
ということです。
では、それは何故なのでしょうか。
何故相手に聞いてもらえるように言うことができないのでしょうか。
そこには色々な理由があります。
自分のエネルギーがないから
相手と周波数が合っていないから
言葉が足らないから
相手に理解力が足らないから
などなど。。。
つまり、
一概に自分だけに問題があるとは言えません。
でも、伝わらないなら、
言うことを聞いてもらえないなら、
何かがある、
ということ。
「この人には伝わらないのだから仕方がない」
と諦められるならそれで良いのです。
「伝わらない、話を聞いてもらえない」
ことを受け入れて、
自分自身の態度やスタンスを変える、
ということです。
それができれば問題はないし、ストレスもありません。
しかし、
それはできない、
あるいは
「どうしても聞き入れてもらわないと困る」
というのであれば、
自分自身が何かを変えなければなりません。
同じやり方を続けていて、
ただ相手を責めていても状況は変わらないからです。
もしそれ(やり方を変えずに相手を責める)をやり続けているのならば、
あなた自身が
「変わりたくない、変えたくはない」
のであり、
「聞いてもらえない」現実を助長しています。
本当に相手に聞いてもらいたいとは思っていない、
ということになるのです。
「私はこんなに一生懸命やっているのに、聞いてもらえない」
というのは、
自己憐憫に浸っているだけです。
言葉はエネルギー です。
言葉はただ音が発せられていれば伝わるわけではなく、
そこにどんなエネルギーが乗っているかで、伝わるか伝わらないかが変わってきます。
たとえば、
自分が理解できていないことを
「誰かに言われたまま」他の人に話したら、全く伝わりません。
もしこちらがそれを言われた側だとしたら、
言葉そのものはわかるはずなのに、
何を言っているのかさっぱりわからない
何が言いたいのかさっぱりわからない
ということが起きます。
そこにエネルギーが乗っていないから、
「言いたいことは何なのか」が乗ってないから、
です。
逆に、
外国人とコミュニケーションを取る時、
言葉はうまく話せなくても、
お互いに言いたいことはわかる、通じる、
ということはよく起こります。
お互いに「伝えよう、理解しよう」
というエネルギーで繋がり、
周波数を合わせているからです。
「うまく喋れない」は、大した問題ではないのです。
言葉は大事なものですが、
最終的にはエネルギーしか伝わらない、と言っても過言ではありません。
同じことを話しても、
内側にあるエネルギーがどういうものなのかによって、
相手の受け取り方や理解はまるで変わってしまいます。
腹を立てている時、
怒りの理由をどんなに最もそうに説明しても、
怒りのエネルギーしか伝わらず、
こじれてしまうということはよく起こります。
伝わるのは自分が発したエネルギー、
「本質的なものだけ」
なのです。
そして自分に自信がなければもちろん伝わりません。
「私なんかの言うことには耳を傾けてはもらえないだろう」
とどこかで思っていたら、
「聞いてもらえる」はずがないのです。
エネルギーは共鳴しなければ伝わりません。
つまり、私たちは、
周波数が違うものには反応できません。
良くも悪くも、
自分とあまりにも周波数が違う人とは通じ合えないのです。
いくらわかりやすく説明しても、
どんなに一生懸命話しても、
周波数が違う人には届きません。
私たちにはコウモリの周波数が聞こえないのと同じです。
自分が誰かに伝えたいことがあるなら、
伝わるようにしているのかどうかを見直しましょう。
ただ「何回も言っている」だけでは伝わらないのです。
伝わっているなら、
現実が変わっているはずなのですから。
「何回も言っている」自分を正当化するのをやめて、
「伝わるようにするには自分の中の何を変えれば良いのか」
「伝わらないならば自分はどうする(どう態度を変える)のか」
を考えましょう。
自分の主張に対する「正しさ」を手放すのも、一つの解決策です。
強さと柔軟さを持ちましょう。
大抵の人は、
他人の話なんて半分くらいしか聞いていないんですから(笑)
(いや、半分以下かもね(笑))
そもそも、自分の心の声すら聞いていないのです。
でも
「それは、自分も同じなのだ」
ということを受け入れることが大事。
相手にも自分にも、優しくなりましょう。